猫に与えても大丈夫な食べ物とダメな食べ物。キャットフード以外は与えない方がいい?
愛猫に食べている物をおねだりされると、ついあげたくなるのが飼い主心。ダメだと分かっていながらも、ついあげたくなってしまうことがあるかと思います。しかし、人間の食べ物は猫にとって健康を害する可能性があります!愛猫の健康を守るためにも「猫に与えても大丈夫な食べ物・与えてはいけない食べ物」を知っておき、食事の管理をしっかりと出来るようにしておきましょう。
人間の食べ物を積極的に薦めているわけではありませんが、キャットフードを切らしてしまった時や猫の食欲が落ちた時などの参考にしていただければと思います。
猫の食事
猫はそもそも「肉食」の食性を持っていると言われています。
猫草などの草を食べることから、「雑食なのでは?」と思われることもありますが、必要とする栄養素や消化器官の構造を考えても「肉食」だと言えます。
ただ肉食とはいえ、お肉だけを食べているわけではありません。
キャットフードには穀物や野菜などが原材料として使われていることもあり、肉類をメインにバランスよく栄養を摂っているとイメージしていただければと思います。
猫が食べてもOKな食べ物
●肉類
上に記載した通り、猫は肉食動物。
猫にとって肉類は、健康状態を保つため欠かせない栄養素となりますので与えても大丈夫。
ただ、生肉には寄生虫がいる場合があります。与える際には、加熱してから与えるようにしてください。
●一部の魚類
魚も猫にとって大切な栄養素が含まれていますので、与えてもOK!しかし、与える量や種類には十分に注意してください。
また肉類同様、寄生虫がいる可能性もありますので加熱してから与えるようにしましょう。他にも小骨に注意し、脂肪の過剰摂取はNGです。
●野菜・果物
与えるべきではないものもありますが、与えることでメリットのある種類もあります。
・レタス
・キャベツ
・白菜
・にんじん
・りんご
・梨
・桃
上記の食べ物は与えても問題ないと言われていますが、アレルギー反応を起こす可能性もあります。初めて与える際には特に少量ずつ与えるようにしてください。
与えてはいけない食べ物
人間が美味しく食べる物の中には、猫にとって危険な物もあります。少量食べただけでも、貧血や嘔吐や呼吸困難になってしまう可能性も…
キャットフード以外を与えようと考えた時には、必ずチェックしておきましょう!
●ネギ類
●チョコレート
●ぶどう、レーズン
●生の青魚やイカ、タコ、貝類
●カフェイン入り飲料
●アルコール類
もしも上記の食品や飲料を摂取した場合、猫の様子をしばらく観察してあげましょう。すぐに変わった様子が見られなくても、中毒症状が遅れてあらわれることもあります。かかりつけの動物病院にいき、獣医さんに相談してみてください。
人間の食べ物は与えなくてはいけないものではありません
猫が食べてもOK食べ物として挙げたのはあくまでも「食べても問題ない」ものであり、「あげなくてはいけないもの」ではありません。
ダイエットや健康状態を改善するために獣医さんから勧められ摂取する食品は除いて、基本的に猫はキャットフードを主食にするのがおすすめです。
人間が食べて美味しいと感じるものや人間の体に良いものが、必ずしも猫の体に合うかどうかは分かりません。与えるとしても「補助的」に少量与えるようにしてくださいね。
愛猫の食事を管理できるのは飼い主さんだけです。猫の食についてある程度の知識を得て、愛猫と素敵な日々を送ってくださいね。