猫の老化サイン5つ。健康で長生きしてもらうために気を付けるポイント!

人も猫も犬も、この世に生きるものは全て年をとります。今は元気に遊んでいる猫も、いずれは年老いていくのです。悲しいことかもしれませんが、その老いた時にどう接するかで健康で長生きできるか変わってきます。
愛猫にずっと健康でいてもらうために猫の「老化サイン」を知り、愛猫をケアしてあげましょう。
何歳から注意が必要?

猫は人間よりもはるかに早く成長し、高齢化していきます。
その成長スピードは、人の5倍ほど。
個体差はありますが、11歳から高齢期と見てよいでしょう。
猫は大体、1歳で人間年齢18歳。
5歳で人間年齢36歳。
11歳だと人間年齢60歳になります。
11歳を過ぎると病気リスクや怪我の可能性が高まってきますので、定期的な健康診断は欠かさないようにしてください。
老化サイン1「睡眠時間が増える」

高齢化する猫はあまり運動をせず、寝ている時間が長くなります。
体力を回復し健康状態を保つために必要な睡眠なので、老猫が寝ている時には邪魔をせずにそっとしておきましょう。
老化サイン2「反応が鈍くなる」

嗅覚が低下するため、トイレ場所の判断を誤り失敗してしまうことがあります。
また視力も低下するため、歩いている際にものにぶつかってしまうことも…呼んでも反応が鈍くなることもあります。
老化サイン3「被毛がパサついてくる」

猫は自ら毛づくろいをすることで、被毛のケアをしています。
高齢化してくると、毛づくろいを自らくまなく行うのが難しくなるため、被毛にツヤがなくなったり、パサついたりしてくるのです。
「ツヤがない」「匂いがいつもよりする」などを感じた時には、優しく飼い主さんがブラッシングをしてあげましょう。
サイン4「爪の伸びが早くなる」

運動量が減り、爪研ぎの回数も自ずと減っていきます。
そのため、爪が伸びるペースが早いと感じるようになるでしょう。
放っておくと肉球に爪が刺さることがありますので、飼い主さんが定期的に爪を切ってあげましょう。
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サイン5「動きが鈍くなる」

高齢化が進む中で関節痛が起こります。
そのため、高いところから飛び降りたり、キャットタワーに上がったりする動作がゆったり見えてくるでしょう。
猫は体の痛みをあまり表現しない動物と言われています。
ですので、足をひきずる素振りを見ることはないかもしれませんが、動作がゆっくりになっていたらいつも以上に気を遣ってあげましょう。
健康と長寿のために気をつける3つのこと

老猫のサインに当てはまるものがあれば、健康と安全のために以下のことを試してあげましょう。
●生活動線を簡単に
トイレやご飯場所などの道のりに段差があればなくしてあげましょう。
家の中にいくつかトイレやご飯場所を作るのも有効です。
●キャットフードを変更する
フードを高齢猫用にしてあげましょう。
腎臓や膀胱などの健康を考えられたフードがあります。
ただ、急に変えるのではなく少しずつ変えるようにしてください。
●こまめにブラッシングをする
高齢化すると毛づくろいが難しくなります。
いつもよりも丁寧に優しくブラッシングをしてあげましょう。
健康で長生きしてね

猫と共に生きるということ。
それは幼少期も高齢期も、大切に面倒を見るということです。
飼い主さんの行動次第で猫の寿命がのびて健康になる可能性もありますから、「高齢化してきたかな?」と思うことがあれば一層気遣ってあげましょう。
赤ちゃん猫には赤ちゃん猫の可愛さがありますが、老猫には老猫の魅力や穏やかさや可愛さがあります。
愛猫と楽しくずっとそばにいるために、老猫のケアと健康サポートをしてあげてください。