猫のひげは切ってはダメ?理由やひげの大切な3つの役割
猫のひげは切ってはいけない、という話。なんとなく聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?犬はトリミングをする時に被毛と一緒にひげをカットしていることが多い印象ですが、なぜ猫のひげは切ってはいけないのか…?
今回はその理由や秘密などを解説していきます!猫のひげには意外とたくさんの秘密が隠されているんですよ。
猫のひげは切っちゃだめ?
結論から言えば、猫のひげは切らないでください。
なぜなら猫の口元に生えている毛は、ただの体毛ではなく大切な感覚器官の一つだからです。
猫のひげの根元には神経や血管が通っていて、ひげで距離感を掴んだり、危険を察知する能力があります。いわば、猫にとってひげは、「高感度のセンサー」ということ!大事な体の一部なのです。
ひげの幅広い役割
「高感度のセンサー」というほどですから、猫のひげは些細な動きにも反応することができます。
●風の流れを察知!
ひげに風が触れることで風の流れを感じ取り、獲物や敵となる対象の動きを目で見ずとも把握する力があります。
●距離を測れる!
猫は視力があまりよくありません。そのため目で距離を測るのではなく、感覚で距離を掴みます。
また猫のひげは顔の周りを円になるように生えています。そのひげを利用して、狭い場所を通る際には、ひげを目一杯に広げて入れるかどうか確かめることができます。
●抜群の平衡感覚を支える!
猫が塀の上をふらつくことなく歩いているのは見たことはありませんか?
ひげの空気のあたり方などで平衡感覚を保つことができています。ひげは目の役割も果たしているんですよ。
かわいいだけじゃない猫のひげの力
ふさっと顔まわりに生えていて可愛さを引き立てるだけじゃなく、猫にとってひげは、必要不可欠な体の一部です。切ることや抜いたりはしないでくださいね。
ひげの根元には神経がありますから、むやみやたらと触るのもNG。眺めるだけにとどめておきましょう。
他にも、ひげは猫の感情を表す「表情」としての役割もあります。ひげの位置によって、興味を示しているものがわかったり、警戒していることがわかったりするので、飼い主さんはひげに注目しておきましょう。