猫の不安サイン4選!イカ耳や瞳孔が広がるのは怖いから?

動物は言葉で気持ちを話すことができない分、私たちに仕草や行動で気持ちを伝えようとしてくれることがあります。
クールな印象を抱かれることが多い猫も、飼い主さんに伝えようと一生懸命サインを出すこともあるんですよ。
その猫にとっての大事なサインを見逃さないように、今回は猫が示す「不安なサイン」を学んでいきましょう!
この記事を読んで、おうちの猫ちゃんの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
猫の不安サイン1:耳を後ろや横に倒す

シルエットがイカに似ていることから、イカ耳と呼ばれる仕草です。
かわいい姿ですが、小さく縮こまり耳をパタンと後ろに倒している時、猫は不安を感じているかもしれません。
大きな音が鳴ってびっくりした際にもこういった仕草をします。
猫は耳の周りの筋肉が発達していて、自由自在に動く動物。
そのため気持ちが表現されやすい部位ですので、猫の耳に注目していると気持ちの変化を察しやすいでしょう。
イカ耳になる理由は、不安や恐怖を感じているだけではありません。
●警戒をしている時
●耳を澄ませようと集中している時
●不満がある時
というような場合にも、耳を横に倒すことがあります。
猫の様子を観察して、気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
猫の不安サイン2:後ろをついてくる

家の中でどこに行こうとも後追いをしてくる時、「寂しい」「もっとかまって」と飼い主さんに要求していることが多いです。
もしかしたら、なにか原因があって寂しいと思っているのかも。
「留守にしていた時間が長い」など思い当る節がありましたら、寂しさや不安を取り除くためにもたくさんコミュニケーションをとってくださいね。
猫の不安サイン3:ひげが後ろ向きになっている

「猫のひげを切ってはいけない」と聞いたことがあるでしょうか?
その理由は猫にとってひげは目の代わりになる大切なセンサーであるからです。
そんな繊細なひげは、気持ちを示すことがあります。
後ろ向きになっている時は、「怖い」という気持ちがあり警戒のサイン。
ただ、食事の際にひげが後ろ向きになっているのは、大事なセンサーを汚さないようにしているだけなので安心してくださいね。
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猫の不安サイン4:瞳孔が大きく広がる

瞳の中の黒目の部分を瞳孔(どうこう)と呼びます。
瞳孔は目に必要な光を取り込むため役割を持つ部分です。
暗い場所にいると瞳孔が開かれて大きくなり、反対に明るい場所では瞳孔は細くなります。
光を調節する他にも、瞳孔は感情を表すことがあります。
●興味があるものを見て、興奮している時
●驚いた時
●不安や恐怖を感じた時
以上の時は、瞳孔が広がり大きくなることがあります。
鳴き声や尻尾の動き以外にも猫の様子を見て、気持ちに寄り添えるようにしてあげましょう。
ストレスや不安が溜まりすぎると
過度なストレスは猫の健康を害する恐れもあります。心因性脱毛や自傷行為が起こるきっかけになりかねませんので、猫の気持ちを考えながら一緒に過ごしましょう。
猫によって個体差はありますが、上述した不安なサインを参考に愛猫の気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
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