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COLUMNコラム

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POSTED on 2025.03.19

季節に合わせた犬の為にできるケア方法

四季の変化に伴い、愛犬のケア方法も季節ごとに変わってくるもの。 犬が快適に過ごせるよう、「季節に応じたケア」をしないと「体調不良になりやすい」「皮膚トラブルが増える」などの問題が発生することも。 気温や湿度の変化が激しい日本では、季節に合わせた適切なケアで愛犬の健康を守ってあげましょう。

そこで今回は、「季節ごとの犬の体調変化」や、「春夏秋冬それぞれの時期に必要なケア」「一年中気をつけたいポイント」についてご紹介します。

季節ごとの犬の体調変化

犬も人間と同様に季節の変化の影響を受けますが、その変化に対応する能力は犬種や個体によって異なります。 だからといって適切なケアを怠ると、愛犬は季節特有の不調を抱えることになります。 犬の季節による体調変化は、飼い主さんが気づかないうちに進行していることも多いのです。 季節の変わり目に犬に起こりやすい体調変化とは、以下のようなものです。

  • 換毛期の抜け毛が増加する
  • 気温変化によるストレスが増える
  • 湿度変化に伴う皮膚トラブルが発生する
  • 気温に応じた食欲の増減がある
  • 季節特有のアレルギー症状が現れる
  • 関節痛が悪化しやすい時期がある 飼い主さんは愛犬がどの季節も快適に過ごせるよう、その時期に合ったケアを心がけましょう。

次は、「春夏秋冬それぞれの時期に必要なケア」を見ていきましょう。

春夏秋冬それぞれの時期に必要なケア

愛犬には、季節ごとの特性を理解し、それに合わせたケアを提供してあげたいですよね。 以下のような季節別のケアで、愛犬の健康を守りましょう。

春のケア

「春のケア」は、花粉症対策と換毛期のサポートが重要です。 犬も春になると冬毛から夏毛へと毛が生え変わる時期で、アレルギーにも注意が必要な季節です。 「春のケア」は、愛犬の快適な生活をサポートするために欠かせません。 このときのケアポイントは、以下のようなものです。

  • 毎日のブラッシングを丁寧に行い、抜け毛をこまめに除去する
  • 散歩後は足や腹部の拭き取りをして、花粉やダニを持ち込まない
  • 室内の掃除や換気をこまめに行い、アレルゲンを減らす
  • 皮膚の状態を観察し、かゆみやかぶれがないか確認する
  • アレルギー症状が見られたら早めに動物病院を受診する 以下は、「春のケア」の注意ポイントです。
  • ノミ・ダニ予防を忘れずに行う
  • 気温の寒暖差に注意し、夜間は暖かく過ごせるようにする
  • 花粉の多い時間帯や場所を避けて散歩する

夏のケア

犬の季節ケアとして、「夏のケア」は熱中症対策が最優先です。 暑さに弱い犬種や短頭種、シニア犬は特に注意が必要で、適切な暑さ対策をしなければなりません。 夏の快適な生活には、下記のようなケアが重要です。

  • 散歩は朝夕の涼しい時間帯に行う
  • 室内では冷房や扇風機を活用し、快適な温度を保つ
  • 常に新鮮な水を用意し、十分な水分補給ができるようにする
  • 暑さ対策グッズ(冷却マットやベスト)を活用する
  • 被毛を短くカットする場合は、日焼け対策も考慮する 「夏のケア」は、以下のような点に注意しましょう。
  • アスファルトの照り返しによる火傷に注意する
  • 閉め切った車内に犬を残さない
  • クーラーの風が直接当たり続けないよう注意する
  • 水分をしっかり摂らせるために、氷を入れたり水の温度を調整する
  • 暑さによる食欲低下時は、こまめな少量給餌を心がける

秋のケア

「秋のケア」も、犬の季節ケアとして大切です。 秋は比較的過ごしやすい気候ですが、寒暖差が大きくなる時期で、夏毛から冬毛への換毛期でもあります。 「秋のケア」には、以下のようなポイントがあります。

  • 換毛期に合わせた丁寧なブラッシングを行う
  • 気温変化に対応できるよう、寝床や服装を調整する
  • キノコや落ち葉など、散歩中の誤食に注意する
  • 秋のアレルギー(カビや雑草)対策を行う
  • 食欲の変化に合わせて、給餌量を調整する 以下は、「秋のケア」の注意ポイントです。
  • 夜間の気温低下に備え、薄手の服を用意する
  • 秋の虫(特にマダニ)対策を怠らない
  • 運動量を徐々に増やし、夏の運動不足を解消する

冬のケア

冬のケア」は、寒さ対策と乾燥対策がメインとなります。 冬は気温の低下と湿度の低下により、犬の体に様々な影響が出やすい季節です。 「冬のケア」では、以下のようなことに気をつけましょう。

  • 室内の適切な温度・湿度管理を行う
  • 犬種や被毛の状態に合わせた防寒対策をする
  • 散歩時は犬用コートや靴で保護する
  • 皮膚の乾燥対策(保湿ケア)を行う
  • 関節ケア(特にシニア犬)に注意を払う 以下は、「冬のケア」の注意ポイントです。
  • 暖房器具による火傷や低温やけどに注意する
  • 床からの冷えを防ぐため、マットやベッドを用意する
  • 雪道や凍結路面での散歩は滑り止め対策を行う いずれの季節ケアでも愛犬の様子をよく観察し、異変があれば早めに対処することが大切です。

次は、「一年中気をつけたいポイント」を見ていきましょう。

一年中気をつけたいポイント

どの季節でも愛犬の健康を守るために欠かせないケアがあります! 以下は、季節を問わず常に心がけたい基本的なケアポイントです。

定期的な健康チェック

愛犬の健康を守るためには、季節に関わらず定期的な健康チェックが欠かせません。 日々の観察や定期的な獣医師の診察により、早期に異変に気づくことができます。 また毎日のケアを通じて、愛犬の「いつもの状態」を把握しておくことが何より大切です。

適切な栄養管理

犬の季節ケアとして、一年を通じて適切な栄養管理を行うことも重要です。 近年は犬の年齢やサイズ、健康状態に合わせた様々なフードが販売されています。 季節によって消費カロリーが変わることもあるので、愛犬の体型や活動量に合わせて給餌量を調整しましょう。

季節に合わせた犬のケアで健康な毎日を

季節の変化に伴い、愛犬に必要なケアも変わってきます。 愛犬が一年を通じて健康に過ごすためには、季節ごとの特性を理解し、適切なケアを提供することが大切です。 季節に合わせたケアをしながら愛犬と過ごす時間は、飼い主さんにとっても愛犬にとっても、かけがえのない幸せな時間となるでしょう🐶

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