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COLUMNコラム

DOG

POSTED on 2024.08.19

犬の食事は栄養バランスが重要!犬に必要な5大栄養素について

「健康は食事から」といいますが、犬の健やかな生活にも食生活はとても大切。

犬に必要な5大栄養素はじつは私たちとまったく同じですが、適切な栄養素のバランスは大きく異なります。

大切な愛犬の健康を守るためには、どの栄養素がどれくらい必要なのかきちんと理解して食事を与えたいですね。

そこで今回は、「犬に必要な5大栄養素と栄養バランス」について解説します。

犬に必要な5大栄養素と栄養バランス

愛犬が美味しそうに食事をする姿は、見ているだけで嬉しくなりますよね。

犬の食事は健康な体づくりや病気予防にも役立つため、美味しさはもちろんのこと栄養バランスも考えたいもの。

犬に必要な栄養素はじつは人間と同じ5大栄養素ですが、必要な割合は大きく異なります。

また犬に必要な栄養素が不足したり、過剰に摂取したりすると健康トラブルにつながることも。

愛犬の健康のカギを握るのは食事の栄養バランスなので、以下の「犬に必要な5大栄養素の働き」や「不足・過剰摂取の注意点」について理解しておきましょう。

炭水化物

「炭水化物」とは、糖質と食物繊維からなる、犬に必要な5大栄養素のひとつです。

炭水化物は米や小麦、トウモロコシなどの穀類やイモなどに多く含まれていますが、これらはドッグフードにもよく使用されています。

以下は、「犬に炭水化物が必要な理由」や「不足・過剰摂取の注意点」です。

・犬に炭水化物が必要な理由

犬に炭水化物が必要な理由は、糖質が犬のエネルギー源として素早く働いてくれるから。

炭水化物は犬が摂取しなければ栄養不足に陥ることもある、犬にとって非常に大切な栄養素なのです。

また炭水化物に含まれる食物繊維は、犬の消化器系の働きをサポートする役割も果たしています。

・炭水化物不足の注意点

犬は多くのエネルギーを炭水化物から摂るため、不足すると疲れやすくなります。

犬に必要な炭水化物の量は人より少ないですが、今のところ必要量は明確にされていません。

・過剰摂取の注意点

犬が炭水化物を摂りすぎると「肥満や糖尿病のリスクが高くなる」、「ほかの栄養素が不足してしまう」可能性があるため注意しましょう。

たんぱく質

「たんぱく質」もまた犬の生命の維持に欠かせない5大栄養素で、ドッグフードの多くに動物性・植物性の2種類が使用されています。

・犬にたんぱく質が必要な理由

犬にたんぱく質が必要な理由は、筋肉や臓器、皮膚、被毛などを構成したり、ホルモンなどで体を調節したりする成分や免疫物質として、重要な役割を果たしているから。

もともと肉食だった犬は、人間の2倍のたんぱく質が必要と考えられています。

・たんぱく質不足の注意点

犬にたんぱく質が不足すると、体重減少、成長障害、体力や免疫機能の低下などが起こるため十分な量を摂取させてください。

・過剰摂取の注意点

犬は私たちよりたんぱく質を多く必要としますが、過剰に摂取するとほかの栄養素が不足したり、肝臓や腎臓に負担がかかったりします。

脂肪

脂肪は炭水化物やたんぱく質よりも多くのエネルギーを含む5大栄養素で、ドッグフードには動物性脂肪・植物性脂肪の2種類が使用されています。

・犬に脂肪が必要な理由

犬に脂肪が必要な理由は、熱量が高いため犬が摂取すると体温維持に役立つから。

また犬の食事の嗜好性を高めたり、ホルモンとして体の調子を整えたりするほか、健やかな皮膚や被毛をキープするなど、さまざまな重要な働きをします。

成犬のドライフード中の脂肪は、12%以下が望ましいとされています。

・脂肪不足の注意点

犬の脂肪の摂取量が不足すると、体重が減少したり皮膚が乾燥したりするほか、脱毛などが起こることがあります。

・過剰摂取の注意点

犬が脂肪を過剰に摂取すると、肥満、肝臓疾患、膵臓疾患などのリスクが高くなるため、与え過ぎないようにしてください。

ビタミン

ビタミンは犬の体のバランスを整える5大栄養素で、「炭水化物・たんぱく質・脂肪」の代謝をスムーズにする潤滑油のような役割を果たしています。

・犬にビタミンが必要な理由

犬にビタミンが必要なのは、視覚や神経の伝達や、骨や細胞を作る機能を正しく働かせる

ほか、犬の健やかな成長や健康を維持するさまざまな働きを担っているから。

犬の体を車に例えると、ビタミンは車をスムーズに動かすオイルのような役割を果たしているのです。

・ビタミン不足の注意点

犬に必要なビタミンが不足すると、「皮膚が荒れる」「毛ヅヤが悪くなる」「疲れが取れにくい」などの不調があらわれます。

・過剰摂取の注意点

「脂溶性ビタミン」のビタミンA・D・E・Kは犬の体から排出されにくいため、過剰に摂取すると「嘔吐・下痢・めまい」などの症状があらわれることも。

また内臓トラブルを引き起こすケースもあるので注意しなければいけません。

ミネラル

ミネラルは「炭水化物・たんぱく質・脂肪」の機能をサポートし、犬の体調を整えたり骨や歯などの組織を構成したりする、摂取バランスの大切な5大栄養素です。

・犬にミネラルが必要な理由

犬に必要なのは「鉄」「カルシウム」など12種類のミネラルで、私たち人より多くのミネラルを必要としています。

その理由は、犬がたくさん食べる「動物性たんぱく質」がエネルギーになる際に、必要とするミネラルが多いためです。

・ミネラル不足の注意点

成長期の犬にカルシウムが不足すると骨の形成に問題が起こったり、鉄が不足すると貧血を引き起こしたりすることもあるため注意しましょう。

・過剰摂取の注意点

リンの過剰摂取は骨の形成不全、マグネシウムの過剰摂取は尿路結石症などの要因に。

また、ミネラルのバランスを考えず1種類のミネラルだけ過剰に摂ると、ほかのミネラルの吸収が悪くなるケースもあります。

愛犬の健康は栄養バランスの良い食事から

犬の健やかな成長や健康を維持するためには、栄養バランスの良い食事がとても大切です。

総合栄養食のドッグフードは、質の良いものなら5大栄養素がバランスよく配合されているので、愛犬に適切な量を与えていれば、栄養が不足したり過剰になったりすることはないでしょう。

当然ながら、犬は自身で栄養バランスを考えて食事を摂ることができません。

飼い主さんは、愛犬がいつまでも健康で過ごせるように食事の管理をしてあげましょう。

また、愛犬が新鮮な水をいつでも十分に飲めるようにしてあげてくださいね。

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