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COLUMNコラム

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POSTED on 2023.09.16

うさぎのダイエット方法とは?太る原因や肥満の見分け方を解説!

肥満は万病の元と言いますが、それはうさぎも同じことが言えます。
もふもふと丸い姿が可愛いと、肥満に対して何も対策をしていない飼い主さんも中にはいますが、実は放っておくと大きな問題になることもあるのです。

今回はうさぎのダイエット方法についてをはじめ、太る原因や肥満の見分け方も解説していくのでぜひ最後までご覧ください!

肥満かどうか見分ける方法

元々たくさんの毛に覆われているうさぎは、肥満かどうか見極めるのが難しい生き物でもあります。
また、体重も個体差があるために、同じ品種のうさぎでも小さい子もいれば大きい子もいるので、品種や体重だけで太っているかどうかは判断できません。

しかし、以下のような分かりやすい特徴があれば、肥満の可能性が高いので要注意です。

お腹がぽっこりとしている

通常体型のうさぎの場合、お腹周りはすっきりしていて横から見ても地面との間にしっかりとした隙間があります。
妊娠中でもないのにお腹がぽっこりと膨らんでいたり、地面との間に隙間があまりないという場合は肥満傾向にあるので要注意です。

盲腸便を残す

うさぎは定期的に盲腸便を出して、栄養補給をします。
盲腸便は体を曲げておしりから直接食べるのですが、肥満傾向にある場合顔をお尻に近づけることができなくなることがあります。

盲腸便が落ちていたり、おしりの周りが汚れている場合は、太っていて顔がお尻まで届かないことも疑いましょう。
(盲腸便を食べない原因は、肥満以外にもいくつかあるので要注意です。)

毛づくろいをしない

うさぎは肥満になるとお肉が邪魔をして、背中やお尻の毛づくろいがしにくくなることがあります。
毛並みが乱れていたり汚れていた場合は、長い間毛づくろいができていない証拠。

いつも通り元気なのに毛づくろいができていない場合は、肥満も疑いましょう。

肥満になる原因

肥満になる大きな原因はやはり「食事の与えすぎ」によるものです。
うさぎは一般的に、自分で食べる量の調節ができない動物だと言われています。
つまり、飼い主さんが与えれば与えるほど、食べてしまうのです。

その他にも以下のような原因が挙げられています。

  • ペレットを適正量以上上げている
  • 果物やおやつの与えすぎ
  • 牧草・副食・補食のバランスが取れていない

副食や補食は与えても大丈夫ですが、バランス良く与えることが重要になります。

■あわせて読みたい記事■
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肥満で起こる症状

うさぎは肥満になると、様々な問題を引き起こします。中には生命に関わるものもあるので、要注意です。
では、どのような問題が発生するのか見ていきましょう。

栄養失調になる可能性

うさぎにとって大切な食糞ですが、上記でも説明したとおり、太ることによってできなくなることもあります。

盲腸便には蛋白質・ビタミンB群などの、うさぎにとって必要不可欠な栄養素が含まれています。
これが食べられないという状況が続くということは、栄養失調になる可能性が高くなります。
また、おしりの周りも汚れて、清潔を保つことも難しくなります。

そして、栄養失調が続くと様々な体の不調が起こり放っておくと生命の維持が難しくなってしまうのです。

怪我や皮膚炎の原因にもなる

うさぎは肥満になると足腰に負担がかり、筋肉や靭帯などの怪我が増えたり、皮膚炎を起こすことがあります。
うさぎの皮膚炎の中でも代表的な病気が「ソアホック」や「湿性皮膚炎」です。

脂肪肝・糖尿病

脂肪肝や糖尿病は人間でも起こり、別の病気も併発すると言われていますが、それはうさぎも同じこと。

とくに甘い食べ物が好きで良く与えてい場合、体重が適性だとしても糖尿病になるリスクがあるので要注意です。

手術の際のリスク

太っているうさぎは、麻酔にかかりにくく、覚めにくい傾向にあります。
麻酔にかかりにくい=麻酔量が多くなる=それだけ手術のリスクが上がるのです。

そしてうさぎは肥満になると、心肺機能の負担も大きくなります。
心肺機能の負担が大きい状態で麻酔をするというリスクも伴うのです。

ダイエット方法

うさぎの肥満は、飼い主さんでは見分けがつきにくいです。
もし太っているなと感じた場合、動物病院で判断してもらうのがベストですよ!

独断で判断し、実は太ってないのにダイエットしてしまうと、栄養失調などにつながる恐れがあります。
病院で太っていると判断された場合は、以下のようなダイエット方法を試してみましょう。

獣医師の指示に従う

うさぎのダイエットを最も安全に行う方法が、獣医師の指示に従うことです。
獣医師から適切なダイエット方法を教えてもらい、体に負担なく適性体重へ近づけるようにしましょう。

ペレットやおやつは適切な量を与える

ペレットやおやつをうさぎに与える場合は、獣医師の指示に従って適量を与えるようにしましょう。

もし「おやつ禁止」となると、飼い主さんにとってもきついダイエットになりますが、健康体にするためにも頑張りましょう。

定期的に体重を測る

うさぎの体重は人間の体重計でも、測ることができます。
大体週に1回でも測っておけば、飼い主さんが体重の変化を目で把握でき、ダイエットの効果を感じられるようになるのでおすすめです。

うさぎが太ったなと感じたら、すぐに対策を取ろう

うさぎが最近太ったなと感じた場合は、食生活の見直しをするなど早めに対策をとりましょう。
肥満は体に大きな負担をかけてしまうので、日々の予防が重要になります。

普段から与えすぎには気をつけて過ごすようにしましょう!

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