猫に水を飲ませる5つの方法!1日に必要な水分量は?
猫も人間と同じように水を飲まなさすぎると脱水状態に陥ります。脱水状態はさまざまな不調のきっかけになるので、飼い主さんは猫が水を飲んでいるかチェックして、必要であれば水を飲ませる工夫をしましょう。
ここでは「猫に水を飲ませる方法」をご紹介します。愛猫があまり水を飲んでいないという方は少しのコツを実践して、水分補給をさせるようにしてください。
猫は水を飲まない動物?
猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠で暮らしていた動物。
そのため、そもそも水を飲む習慣があまりありませんでした。
現代を生きる猫もその名残が影響し、あまり水を飲まない動物と言われています。
しかし、水を飲まなさすぎると、慢性腎不全・尿結石・膀胱炎などの病気リスクが高まる可能性があります。
子猫や高齢の猫や病気の猫の場合、脱水によって死に至ることもあります。
飼い主さんは水分量の高いウェットフードを与える・給水器を猫の好みに変えるなど、猫に水分補給をさせる工夫を行いましょう。
猫に必要な1日の水分量は?
猫は1日に約200ml〜250ml程度の水分が必要だと言われています。
ただこれには体重差があり、猫の体重1kgあたり20ml〜50mlほど必要だと言われていますのでおうちの猫ちゃんの体重をチェックして、必要な水分量を計算してみてくださいね。
多くの飼い主さんは「ウチの猫、そんなにお水を飲んでいない!」と思われるかもしれませんが、どうぞ安心してください。
水を飲む以外にも食べ物から水分補給をしていますので、与えている食事や生活環境によっては意識して水を飲まなくても必要な水分量に足りている場合があるのです。
とはいえ、知らず知らずの内に脱水状態になっていることも。
猫の体は60%〜80%が水分でできているので、排泄や蒸発した分はしっかりと水分を補給することが大切です。
脱水状態から不調にならないためにも、愛猫に水を飲ませる工夫を行うようにしましょう。
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猫に水を飲ませる方法1:新鮮な水を用意する
猫は新鮮で綺麗なお水を好むことが多いです。
給水器のお水はこまめに入れ替えを行い、常に新鮮なお水を飲めるようにしましょう。
ただ、硬水のミネラルウォーターを与えるのはダメです。
水分中のミネラルから、尿路結石になってしまう可能性があります。
1度くらいならば問題はありませんが、日常的に硬水のミネラルウォーターを与えるのは避けましょう。
猫に水を飲ませる方法2:給水器を変える
給水器や水飲み用のお皿にヒゲが当たることを嫌がる猫もいます。
広い口の容器に変更して、ヒゲが当たらないようにすると飲んでくれることもあるでしょう。
また、給水器の材質に好き嫌いが出ることもあります。
ガラス製・陶器製・プラスチック製などいろいろ試した上で、愛猫にあったものを探すのも良いでしょう。
猫に水を飲ませる方法3:蛇口から飲ませてみる
猫に水が苦手というイメージがあるかもしれませんが、蛇口から垂れる水を飲むのが好きな子もいます。
水を飲んでいないと感じたら、少しの時間キッチンや洗面所などの水道の蛇口から水が出るようにしてあげるのもいいかもしれません。
その際は猫に触られたら困るものなどは避けておき、猫の安全を確保してあげてくださいね。
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猫に水を飲ませる方法4:ウエットフードを食べさせる
水を飲まなくて水分量が足りているか心配という方は、ウェットフードやセミドライフードをいつものご飯に混ぜて食べさせてあげましょう。
食事を突然変えると、消化器官に負担がかかってしまいます。
フードを変更する時は徐々に変えていき、消化器官を慣らしてあげましょう。
猫に水を飲ませる方法5:水飲み場を数カ所用意する
水飲み場が多いとそれだけ水を飲む回数が増えたという報告があるそう。
お部屋が広い方は、普段猫がよくいる場所や定位置の通り道になる場所などに水飲み場を増設してあげると良いでしょう。
ただし、新しい水飲み場に警戒する猫もいます。
給水器を置いてからはしばらく様子を見て、安全なものだと認識させてあげると良いでしょう。
猫に水分補給をさせて健康を守ろう
水の飲み過ぎもよくありませんが、適度に水分補給をさせて愛猫の健康を守ってあげてくださいね。愛猫の健康に関して心配なことがある場合や異変を感じた場合には、かかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
普段から猫の健康管理ができるのは飼い主さんだけです。日頃の様子や体重などを把握しておき、健康状態を守ってあげてくださいね。