犬にフルーツを与えても大丈夫?犬が食べていい果物・ダメな果物
健康に良いイメージがある果物ですが、犬に果物を食べさせても大丈夫なのでしょうか?そこで今回は、犬が食べていい果物・ダメな果物を紹介していきます。
犬がフルーツを食べる際の注意点もご紹介していくので、愛犬にフルーツを食べさせる前にこの記事をチェックしてください。
犬にフルーツは必要?
果物は犬に必ず食べなければならないものではありません。
犬にとって必要な栄養素は、ドッグフードから十分に摂取できるからです。
ですが、果物を食べることは犬にとってメリットとなることもあります!
水分補給や便通の改善などといった良い効果を期待できる場合もあるので、おやつや補助食として与えてあげましょう。
おやつとして果物を与えれば、愛犬とのいいコミュニケーションにもなりますよ。
犬が食べてもいいフルーツ
●食べて大丈夫な果物1:イチゴ
豊富なビタミンCが含まれているフルーツですので、少量与える分には問題ありません。
イチゴにはキシリトールが含まれており、摂取し過ぎると血糖値が低下しふらついたりすることがあるので、与えすぎないように注意してください。
●食べて大丈夫な果物2:バナナ
アレルギーがない限り問題ありません。
ただし、与えすぎは糖分のとりすぎになるため、日常の食事の一部として与えるのはおすすめしません。おやつとして与えるのが良いでしょう。
●食べて大丈夫な果物3:みかん
果実部分のみ与えるのならば、問題ありません。
皮や種などは食物繊維が多く、消化不良や下痢になる可能性がありますので、与えないように必ず取り除きましょう。
●食べて大丈夫な果物4:梨
梨は全体の約90パーセントが水分のため、暑い時期やあまり水を飲まない犬にはおすすめです。
摂取しすぎると下痢の原因になりますので、体の大きさにもよりますが、与えるのは1日10〜20グラム程度にしましょう。
●食べて大丈夫な果物5:パイナップル
ビタミン類やクエン酸といった栄養素が豊富に含まれており、健康を維持するうえで良い影響が期待できます。
ですが、食物繊維が多く消化不良や下痢の原因になりますので、たくさん与えないようにしましょう。
●食べて大丈夫な果物6:柿
柿にはβ-カロテンが多く含まれており、皮膚や粘膜の健康をサポートする作用が期待できます。
また、食物繊維も多く含まれており、適量であれば犬の便通などに良いですが、与えすぎると消化不良や下痢の原因となります。
他にも、犬が食べていい果物はたくさんあります。
与える前にはその果物について調べて、犬に与えても大丈夫か必ずチェックするようにしましょう。
食べても大丈夫とはいえ、あげすぎはいけません。
下痢や便秘を引き起こす原因になってしまいます。
小さくカットし適切な量を与えるように心がけてください。
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犬が食べてはダメなフルーツ
●食べたらダメな果物1:ぶどう
中毒症状により急性腎不全を引き起こしてしまう可能性があります。
症状が出る摂取量は体重1kgあたり19gと言われています。
少量でも死に至る場合がありますので、与えないように注意しましょう。
マスカットもぶどうの種類のひとつですので、与えないようにしましょう。
●食べたらダメな果物2:ドライフルーツ
砂糖や保存料等が添加されているため、犬には向きません。
犬用に作られたドライフルーツでしたら、砂糖や添加物を使用していないので安全です。
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犬が果物を食べる時の注意点は?
●注意点1:種・皮・茎は取り除く
種・皮・茎・必ず取り除いて与えるようにしましょう。
これらには犬にとって有害となる成分が含まれている可能性があるほか、喉や食道で詰まってしまう可能性があります。
果物は小さくカットをして、実のみを与えるようにしてください。
●注意点2:あげすぎないようにする
体の大きさによって異なりますが、与える量は1日に10g~20gほどを目安としましょう。
与えすぎは下痢や軟便を引き起こすほかにも、糖分の取りすぎによって肥満の原因になる可能性もあります。
フルーツを与える際にはあげすぎには十分注意してくださいね。
犬によっては好き嫌いがあり、アレルギーがある場合もあります。
心配であれば、事前にかかりつけの獣医さんに相談することをおすすめします。
注意点を守って楽しく美味しく!
おやつやご褒美として果物を与えるのは様々な効果が期待できますので、栄養価や相性を十分に確認して、愛犬と季節の果物を楽しんでくださいね。