fbpx
HOME / COLUMN / 猫の定期健康診断の重要性...

COLUMNコラム

CAT

POSTED on 2025.09.09

猫の定期健康診断の重要性

忙しい毎日や猫の体調に大きな変化がない日々が続くと、定期健康診断を後回しにしてしまいがち。 猫が定期健康診断を受けないと「病気の早期発見ができない」「重篤な疾患のリスクが高くなる」など、健康に重大な悪影響を及ぼすことも。
愛猫の健康を維持するためには、定期的な健康診断で病気の予防や早期発見に努めてあげましょう。

そこで今回は、「猫が定期健康診断を受けないと起こる悪影響」や、「猫の定期健康診断の内容」「健康診断を受ける頻度」についてご紹介します。

猫が定期健康診断を受けないと起こる悪影響

猫にとって定期健康診断は欠かせないものですが、元気そうに見える日々や忙しい時期は後回しにしてしまいがちですよね。だからといって症状が出てからの受診だけでは、愛猫の健康管理は十分とは言えません。
猫が定期健康診断を受けないことは、健康にさまざまな悪影響をもたらしかねません。 猫が定期健康診断を受けないと起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。
・病気の早期発見ができない
・慢性疾患の進行に気づけない
・腎臓病や糖尿病などの重篤な病気を見逃してしまう
・治療費が高額になってしまう可能性が高くなる
・愛猫の苦痛を長期間気づけない状態が続く
・最適な治療タイミングを逃してしまうリスクが高くなる
飼い主さんは愛猫が健康的な生活を送れるよう、定期的に健康診断を受けさせましょう。

次は、「猫の定期健康診断の内容」を見ていきましょう。

猫の定期健康診断の内容

愛猫には、定期健康診断で病気の早期発見や予防をしてあげたいですよね。 以下のような検査項目で、愛猫の健康状態をしっかりとチェックしましょう。

基本的な身体検査

「基本的な身体検査」は、猫の健康状態を把握するために欠かせない検査です。猫は痛みや不調を隠す習性があるため、「基本的な身体検査」は病気の早期発見にも最適です。
「基本的な身体検査」では、獣医師が猫の全身を触診や聴診で詳しく調べます。
このときの検査項目は、体重測定や体温測定、心音・呼吸音の確認などが含まれます。 「基本的な身体検査」は、以下のような手順で行われます。
・体重と体温の測定
・目、耳、口の中の状態をチェック
・心音や呼吸音を聴診器で確認
・腹部の触診で内臓の状態を調べる
以下は、「基本的な身体検査」の注意ポイントです。
・猫がリラックスできるように優しく対応する
・普段の様子や気になる点を獣医師に伝える
・猫が暴れてしまう場合は、無理をせずに獣医師の指示に従う

血液検査

猫の健康診断として、「血液検査」もお勧めです。
血液から多くの健康情報が得られる「血液検査」は、動物病院での健康診断でよく行われる検査ですよね。
猫の「血液検査」には、下記のような項目が含まれます。
・血球計算(赤血球、白血球、血小板の数値)
・生化学検査(肝機能、腎機能、血糖値など)
・甲状腺ホルモンの測定 「血液検査」は、以下のような手順で行われます。
・猫の前足または後ろ足の血管から採血
・採取した血液を検査機器で分析
・検査結果をもとに健康状態を評価
・異常値がある場合は追加検査や治療を検討
以下は、「血液検査」の注意ポイントです。
・採血前は12時間程度の絶食が必要な場合がある
・猫がストレスを感じないように、できるだけ短時間で採血を行う
・検査結果は年齢や品種によって基準値が異なることを理解しておく
・定期的に検査を受けることで、数値の変化を追跡できる

尿検査・便検査

「尿検査・便検査」も、猫が受けるべき重要な健康診断です。尿や便からは腎臓病や消化器系の病気、寄生虫感染などの情報が得られる「尿検査・便検査」は、猫の健康管理に欠かせません。
「尿検査・便検査」には、以下のような検査方法があります。
・尿検査=尿の色、比重、タンパク質、糖、細菌の有無などを調べる
・便検査=便の状態、寄生虫の卵、細菌、消化状態などを確認する
・培養検査=必要に応じて細菌の培養検査を行い、適切な治療薬を選択する
以下は、「尿検査・便検査」の注意ポイントです。
・新鮮な検体を持参することが重要
・尿は採取後2時間以内、便は当日中に検査を受ける
・採取が困難な場合は、動物病院で採取してもらうことも可能
いずれの検査でも正確な結果を得るために、獣医師の指示に従って適切な検体採取を行いましょう。

次は、猫の健康診断を受ける「適切な頻度」を見ていきましょう。

健康診断を受ける頻度

愛猫にはいつまでも健康でいてもらいたいけれど、どのくらいの頻度で健康診断を受けさせればよいの? 以下は、そんな飼い主さんと愛猫にお勧めの健康診断の頻度です。

若い成猫(1~7歳)

健康な若い成猫は年に1回の健康診断が基本ですが、定期的なチェックで病気の予防や早期発見ができます。
若い成猫でも品種によっては遺伝的疾患のリスクがあるので、獣医師と相談して適切な検査項目を決めることが大切です。
また室内飼いでも感染症のリスクはゼロではないので、年1回の健康診断で総合的な健康状態をチェックしましょう。

シニア猫(7歳以上)

猫の健康診断として、7歳以上のシニア猫には年2回の健康診断をお勧めします。
シニア猫は加齢とともに腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病などの発症リスクが高くなります。
年2回の健康診断なら病気の早期発見につながり、愛猫の健康寿命を延ばすことが期待できます。

定期健康診断で愛猫の健康を守ろう

定期健康診断を怠ると病気の発見が遅れ、愛猫の健康にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。愛猫の健康を長期間維持するためには、定期的な健康診断で病気の予防や早期発見に努めてあげましょう。
愛猫を定期健康診断に連れて行き、獣医師と一緒に健康管理を行うと、飼い主さんとしての安心感もさらに深められそうですね🐱

LATEST POST

最新記事

NEW,RABBIT

2025.10.24

うさぎが人間の食べ物で絶対に食べてはいけないものって?

うさぎを飼っていると、ついつい人間の食べ物をあげたくなってしまうことがありますよね。しかし、人間にとっては美味しく安全な食べ物でも、うさぎにとっては命に関わる危険な食べ物があることをご存知ですか?うさぎの健康を守るためには、絶対に食べさせてはいけない食べ物をしっかりと把握しておくことが大切です。 そこで今回は、「うさぎが人間の食べ物を食べると起こる危険」や、「うさぎが絶対に食べてはいけない食べ物」「うさぎに与えても良い食べ物」についてご紹介します。 うさぎが人間の食べ物を食べると起こる危険 うさぎは草食動物で、消化器官も人間とは大きく異なります。そのため、人間が普段食べている食べ物の多くは、うさぎの体には適していません。うさぎに人間の食べ物を与えてしまうと、健康面でさまざまな悪影響をもたらしかねません。うさぎが人間の食べ物を食べると起こる可能性のある危険とは、以下のようなものです。・消化不良を起こす・下痢や軟便になる・肥満になる・中毒症状を起こす・内臓に負担がかかり、病気を発症する・最悪の場合、死に至ることもある飼い主さんはうさぎが健康的な生活を送れるよう、与えてはいけない食べ物をしっかりと覚えておきましょう。 次は、「うさぎが絶対に食べてはいけない食べ物」を見ていきましょう。 うさぎが絶対に食べてはいけない食べ物 大切なうさぎの健康を守るためには、絶対に食べさせてはいけない食べ物を把握しておく必要があります。以下のような食べ物は、うさぎに与えないように注意しましょう。 チョコレート・カフェイン チョコレートやココア、コーヒーなどのカフェインを含む食べ物は、うさぎにとって非常に危険です。チョコレートに含まれるテオブロミンという成分は、うさぎが分解できないため中毒症状を引き起こします。カフェインも同様に、うさぎの心臓や神経系に悪影響を及ぼし、最悪の場合は死に至ることもあります。以下は、チョコレートやカフェインを含む食べ物の例です。・チョコレート菓子・ココアパウダーを使った食品・コーヒー、紅茶、緑茶・エナジードリンク万が一、うさぎがこれらの食べ物を口にしてしまった場合は、すぐに動物病院を受診してください。 ネギ類 玉ねぎ 長ネギ、ニラ、にんにくなどのネギ類は、うさぎに絶対に与えてはいけない食べ物です。ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、うさぎの赤血球を破壊して貧血を引き起こします。加熱してもこの成分は分解されないため、調理したネギ類も同様に危険です。 以下は、ネギ類を含む食べ物の例です。・ハンバーグやミートソース・すき焼きや鍋料理 ・餃子やシュウマイ・スープや味噌汁ネギ類は様々な料理に使われているため、うさぎが誤って食べてしまわないよう十分に注意しましょう。 アボカド 健康食品として人気のアボカドですが、うさぎにとっては有毒な食べ物です。アボカドに含まれるペルシンという成分が、うさぎの消化器官や心臓に深刻なダメージを与えます。少量でも中毒症状を引き起こす可能性があるため、絶対に与えないようにしてください。 以下は、アボカドを使った料理の例です。・アボカドサラダ・アボカドディップ・カリフォルニアロール・アボカドトーストアボカドは皮や種にも毒性があるので、調理中の取り扱いにも注意が必要です。 次は、「うさぎに与えても良い食べ物」を見ていきましょう。 うさぎに与えても良い食べ物 うさぎに人間の食べ物を与えることは基本的にお勧めしませんが、少量であれば与えても問題ない食べ物もあります。以下のような食べ物は、おやつとして時々与えることができます。 野菜 うさぎは草食動物なので、新鮮な野菜は良いおやつになります。ただし、すべての野菜が安全というわけではないので、与える前に必ず確認しましょう。うさぎに与えても良い野菜は、以下のようなものです。・にんじん・小松菜・チンゲン菜・パセリ・ブロッコリーの葉野菜を与える際は、よく洗って農薬を落とし、少量から始めて様子を見るようにしてください。 果物 果物は糖分が多いため、ごく少量をたまにあげる程度にとどめましょう。与え過ぎると肥満や消化不良の原因になるので注意が必要です。うさぎに与えても良い果物は、以下のようなものです。・りんご(種と芯は除く)・いちご ・ブルーベリー・バナナ(少量)・パパイヤ果物を与える際は、種や皮を取り除き、小さく切ってから与えるようにしましょう。 ハーブ 新鮮なハーブは、うさぎの健康にも良い影響を与える場合があります。ただし、すべてのハーブが安全というわけではないので、事前に確認が必要です。うさぎに与えても良いハーブは、以下のようなものです。・バジル・ミント・パクチー・ディル・カモミールハーブを与える際も、無農薬のものを選び、少量から始めることが大切です。 安全な食事でうさぎの健康を守りましょう 人間の食べ物の中には、うさぎにとって命に関わる危険なものがたくさんあります。特にチョコレート、ネギ類、アボカドなどは絶対に与えないよう、細心の注意を払いましょう。うさぎの主食は牧草とペレットが基本で、人間の食べ物を与える必要はありません。大切なうさぎの健康を守るために、正しい知識を持って適切な食事管理を行っていきましょうね!

NEW,CAT

2025.10.23

愛猫の健康を守る季節ごとのケアガイド

四季の変化に伴い、猫の体調や行動にも変化が現れます。 季節ごとの適切なケアを怠ると「熱中症や低体温症のリスク」「皮膚トラブル」など、愛猫の健康に悪影響を及ぼすことも。 季節の変わり目や気候の変化が激しい時期は、愛猫に合わせた健康管理で快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。 そこで今回は、「季節ごとに気をつけるべき猫の健康リスク」や、「春夏秋冬それぞれのケアのポイント」「季節に応じた生活環境の整え方」についてご紹介します。 季節ごとに気をつけるべき猫の健康リスク 猫にとって快適な環境を保つことは健康維持に欠かせませんが、季節の変化に合わせたケアは見落とされがちです。だからといって同じケアを一年中続けるだけでは、愛猫は季節特有の健康リスクにさらされてしまいます。季節に応じた適切なケアを行わないと、猫の健康にさまざまな悪影響をもたらしかねません。季節ごとのケアを怠ると起こる可能性のある健康リスクとは、以下のようなものです。・熱中症や脱水症状を引き起こす・低体温症や関節の痛みが悪化する・換毛期の毛球症リスクが高まる・皮膚の乾燥やアレルギー症状が悪化する・季節の変化によるストレスで食欲不振や体調不良になる・寄生虫や感染症にかかるリスクが高くなる飼い主さんは愛猫が一年を通して健康的な生活を送れるよう、季節に合わせたケアをしっかりと行いましょう。 次は、「春のケアのポイント」を見ていきましょう。 春のケアのポイント 愛猫には、春特有の健康リスクに備えて快適に過ごせる環境を整えてあげたいですよね。 以下のようなケアで、愛猫の春の健康を守りましょう。 換毛期のブラッシング 「換毛期のブラッシング」は、春の猫のケアで最も重要なポイントです。猫は春になると冬毛から夏毛に生え変わるため、抜け毛の量が一気に増加します。「換毛期のブラッシング」は、毛球症の予防や皮膚の健康維持にも最適です。「換毛期のブラッシング」は、愛猫の毛質に合ったブラシを使って、優しく丁寧に行うだけ。このときに使用するブラシは、「換毛期のケア」に適した、抜け毛を効率的に取り除けるタイプを選んでください。「換毛期のブラッシング」は、以下のような手順で行いましょう。・愛猫がリラックスしている時間帯を選ぶ・背中から腰にかけて優しくブラッシングする・お腹や脇の下など抜け毛が溜まりやすい部分も丁寧にブラッシングする・ブラッシング後は褒めてあげて、オヤツをあげる以下は、「換毛期のブラッシング」の注意ポイントです。・無理に引っ張らず、優しく丁寧にブラッシングする・嫌がる場合は短時間から始めて、徐々に慣らしていく・皮膚に異常がないか、ブラッシング中にチェックする ノミ・ダニ対策 春の猫のケアとして、「ノミ・ダニ対策」もお勧めです。暖かくなる春は、ノミやダニなどの寄生虫が活発になる季節です。春の「ノミ・ダニ対策」には、下記のような予防方法をお勧めします。・動物病院で処方される予防薬を定期的に投与する・室内を清潔に保ち、こまめに掃除機をかける・猫用ベッドや毛布を定期的に洗濯する「ノミ・ダニ対策」は、以下のような手順で行いましょう。・動物病院で愛猫に適した予防薬を処方してもらう・獣医師の指示に従って定期的に投与する・愛猫の体を触って、寄生虫がいないかチェックする・異常を発見したらすぐに動物病院を受診する以下は、「ノミ・ダニ対策」の注意ポイントです。・予防薬は必ず猫用のものを使用する・完全室内飼いでも予防対策は必要・外出する飼い主さんが寄生虫を持ち込む可能性があることを忘れない・多頭飼いの場合は全ての猫に予防対策を行う アレルギー対策 「アレルギー対策」も、春の猫のケアとして重要です。春は花粉やハウスダストが増える季節で、猫もアレルギー症状を起こすことがあります。「アレルギー対策」には、以下のような方法があります。・空気清浄機の設置=花粉やハウスダストを除去するため、HEPAフィルター搭載の空気清浄機を設置する・こまめな換気と掃除=窓を開けて換気する際は花粉の少ない時間帯を選び、掃除はこまめに行う・猫の足裏を拭く=外から帰宅した際は、猫が触れる前に床を拭き、猫の足裏も優しく拭いてあげる以下は、「アレルギー対策」の注意ポイントです。・くしゃみや目のかゆみなどのアレルギー症状が出たら、すぐに動物病院を受診する・人間用のアレルギー薬は絶対に使用しない・加湿器で適度な湿度を保ち、アレルゲンの飛散を抑えるいずれのアレルギー対策でも愛猫の様子をよく観察し、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。 次は、「夏のケアのポイント」を見ていきましょう。 夏のケアのポイント 暑い夏は熱中症のリスクが高まるため、愛猫の体調管理には特に注意が必要です。以下は、そんな夏の季節にお勧めのケアのポイントです。 熱中症対策 夏の猫のケアで最も重要なのが「熱中症対策」です。猫は汗をかけないため体温調節が苦手で、室温が高いと熱中症になるリスクが高まります。「熱中症対策」として、室温を26〜28度に保ち、エアコンで快適な環境を整えてあげましょう。また、愛猫がいつでも新鮮な水を飲めるよう、複数の場所に水飲み場を設置することも大切です。さらに、ひんやりマットや冷感ベッドなどの冷却グッズを活用すると、愛猫が自分で涼める場所を選べるようになりますよ。 水分補給の工夫 猫の夏のケアとして、しっかりと水分を摂取させる工夫も重要です。猫はもともと水をあまり飲まない動物ですが、夏は脱水症状のリスクが高まります。水分補給を促すために、流れる水を好む猫には自動給水器を設置したり、ウェットフードの割合を増やしたりするのが効果的です。また氷を一つ水に浮かべると、興味を持って水を飲む猫もいますので試してみてください。 秋のケアのポイント 秋は気温の変化が大きく、愛猫の体調管理に注意が必要な季節です。秋特有の健康リスクに備えて、以下のようなケアを行いましょう。 体重管理と食欲の調整 秋の猫のケアとして、「体重管理と食欲の調整」が重要です。秋は気温が下がり始め、猫の食欲が増加する季節です。冬に備えてエネルギーを蓄えようとする本能から、食べ過ぎて肥満になるリスクが高まります。「体重管理と食欲の調整」では、愛猫の体重を定期的にチェックし、適切な食事量を維持することが大切です。急に食欲が増した場合は、低カロリーのオヤツに切り替えたり、食事の回数を増やして一回の量を減らしたりする工夫をしましょう。 適度な運動も取り入れて、健康的な体重を維持してあげてください。 換毛期のケア(秋) 秋も春と同様に、「換毛期のケア」が必要な季節です。秋は夏毛から冬毛へと生え変わる時期で、再び抜け毛が増加します。こまめなブラッシングで抜け毛を取り除き、毛球症を予防しましょう。また、ブラッシング中に皮膚の状態もチェックして、乾燥や炎症がないか確認してください。 冬のケアのポイント 寒い冬は、愛猫が快適に過ごせるよう温度管理や健康チェックが重要になります。以下のようなケアで、愛猫の冬の健康を守りましょう。 寒さ対策と保温 「寒さ対策と保温」は、冬の猫のケアで最も大切なポイントです。猫は寒さに弱い動物で、特にシニア猫や子猫、短毛種は体温を保ちにくい傾向があります。室温を20〜23度に保ち、エアコンやヒーターで快適な環境を整えてあげましょう。また、猫用のベッドに毛布やブランケットを敷いたり、ペット用ホットカーペットを活用したりするのも効果的です。ただし、低温やけどを防ぐため、ホットカーペットには必ずカバーをかけ、温度設定に注意してください。 関節ケアと運動 冬の猫のケアとして、「関節ケアと運動」も忘れてはいけません。寒さで筋肉が硬くなり、関節に負担がかかりやすくなるため、特にシニア猫は注意が必要です。室内を暖かく保つことはもちろん、適度な運動で筋肉や関節の柔軟性を維持しましょう。 キャットタワーや遊びを通じて、無理のない範囲で体を動かす機会を作ってあげてください。 季節に合わせた愛猫の健康管理 季節の変化に応じた適切なケアを怠ると、愛猫の心身にさまざまな健康リスクが起こりやすくなります。愛猫が一年を通して快適に過ごせるよう、春夏秋冬それぞれの季節に合わせた健康管理を行ってあげましょう。季節ごとのケアをしっかりと行いながら愛猫との時間を大切に過ごすと、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!

NEW,DOG

2025.10.22

犬のための歯磨きマスター術歯周病予防と口臭対策

愛犬の口臭が気になったり、歯に歯垢がついていたりすると心配になりますよね。犬が歯磨きを嫌がると「歯周病が進行する」「口臭がひどくなる」など、口腔内にさまざまなトラブルを引き起こすことも。毎日の歯磨きを習慣化して、愛犬の歯周病や口臭を予防してあげましょう。 そこで今回は、「犬の歯磨きをしないと起こる悪影響」や、「犬の歯磨きマスター術」「歯周病予防と口臭対策」についてご紹介します。 犬の歯磨きをしないと起こる悪影響 犬にとって歯磨きは欠かせないケアですが、歯磨きを嫌がる愛犬に無理やりさせるのは難しいですよね。だからといって歯磨きをせずに放置していると、愛犬は歯周病や口臭などのトラブルを抱えてしまいます。犬の歯磨き不足は、口腔内だけでなく全身にさまざまな悪影響をもたらしかねません。犬の歯磨きをしないと起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。・歯垢や歯石が溜まる・歯周病が進行する・口臭がひどくなる・歯が抜け落ちてしまう・食欲不振や体重減少を引き起こす・細菌が血液に入り込み、心臓病や腎臓病など重篤な病気を発症するリスクが高くなる飼い主さんは愛犬が健康的な生活を送れるよう、毎日しっかりと歯磨きをしてあげましょう。 次は、「犬の歯磨きマスター術」を見ていきましょう。 犬の歯磨きマスター術 愛犬には、嫌がらずに楽しみながら歯磨きをさせてあげたいですよね。以下のような歯磨きマスター術で、愛犬の歯周病予防と口臭対策を行いましょう。 口周りを触る練習 「口周りを触る練習」は、歯磨きに慣れさせるための第一歩です。犬は本能的に口や鼻を触られることを嫌がるので、「口周りを触る練習」は歯磨きをスムーズに行うために最適です。「口周りを触る練習」は、愛犬の口周りやマズルを優しく触るだけ。このときは、愛犬がリラックスしている状態で、無理に触らないように注意してください。「口周りを触る練習」は、以下のような手順で行いましょう。・愛犬がリラックスしているときに、優しく声をかけながら近づく・口周りやマズルを短時間だけ優しく触る・嫌がらずに触らせてくれたら、オヤツをあげて褒める・触らせてくれる時間を少しずつ延ばしていく以下は、「口周りを触る練習」の注意ポイントです。・無理やり触らない・愛犬が嫌がったらすぐに止めて、翌日以降に再チャレンジする・焦らずに愛犬のペースに合わせて進める 歯磨きシートで慣らす 犬の歯磨きマスター術として、「歯磨きシートで慣らす」こともお勧めです。いきなり歯ブラシを使うと嫌がる犬も多いので、まずは歯磨きシートで口の中を触られることに慣らしていきましょう。歯磨きシートでの練習には、下記のような犬用の製品をお勧めします。・指に巻きつけて使える犬用歯磨きシート・低刺激で優しい拭き心地のシート・犬が好む香りや味がついたシート「歯磨きシートで慣らす」は、以下のような手順で行いましょう。・歯磨きシートを指に巻きつけて、愛犬に匂いを嗅がせる・前歯や犬歯など触りやすい部分から優しく拭く・上手くできたらオヤツをあげて褒める・徐々に奥歯や歯の裏側も拭けるようにする以下は、「歯磨きシートで慣らす」の注意ポイントです。・1回の練習時間は短めにして、愛犬が嫌になる前に終わらせる・力を入れすぎず、優しく拭く・毎日少しずつ続けて、歯磨きに慣れさせる・嫌がったら無理をせず、また翌日にチャレンジする 歯ブラシでの歯磨き 「歯ブラシでの歯磨き」も、犬の歯周病予防と口臭対策に効果的です。歯磨きシートに慣れてきたら、いよいよ歯ブラシを使った本格的な歯磨きに挑戦しましょう。「歯ブラシでの歯磨き」には、以下のような遊び方があります。・歯ブラシ選び=愛犬の口のサイズに合った、柔らかい毛質の犬用歯ブラシを選ぶ・歯磨き粉=犬用の歯磨き粉を使用し、愛犬に舐めさせて味に慣れさせる・磨き方=歯と歯茎の境目を中心に、優しく小刻みに動かしながら磨く以下は、「歯ブラシでの歯磨き」の注意ポイントです。・最初は前歯だけを磨き、徐々に奥歯や裏側も磨けるようにする・歯ブラシを嫌がる場合は、指サック型の歯ブラシから始める・磨く角度は45度を意識し、歯周ポケットの汚れもしっかり落とすいずれの歯磨きでもオヤツを活用すると犬のモチベーションを保ちやすくなりますが、あげ過ぎには注意しましょう。 次は、犬の歯周病予防に役立つ「デンタルケアグッズ」を見ていきましょう。 デンタルケアグッズ 毎日の歯磨きに加えて、デンタルケアグッズも活用したい! 以下は、そんな飼い主さんと愛犬にお勧めのデンタルケアグッズです。 デンタルガム 歯磨きだけでなく、デンタルガムも歯周病予防に効果が期待できるアイテムです。デンタルガムは噛むことで歯垢を落とし、口臭予防にも役立つので、歯磨きが苦手な犬にもお勧めです。また噛むという行為自体がストレス解消になるので、愛犬の精神的な健康維持にも効果が期待できますよ。 デンタルトイ 犬のデンタルケアグッズとして、遊びながら歯磨き効果が得られるデンタルトイもお勧めです。近ごろは噛むことで歯垢を除去できる凹凸のある形状や、歯磨き成分が練り込まれた「犬用デンタルトイ」も増えてきました。デンタルトイは遊びの延長で使えるので、歯磨きを嫌がる犬でも抵抗なく受け入れやすく、楽しみながらデンタルケアができます。 楽しく続けられる犬の歯磨き習慣 歯磨きを怠って歯周病が進行すると、愛犬の口腔内だけでなく全身にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。愛犬が歯磨きを嫌がってうまくできないときは、段階を踏んだ歯磨きマスター術で犬の歯周病や口臭を予防してあげましょう。愛犬の歯磨きを毎日の習慣にして楽しく続けていくと、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!

NEW,CAT

2025.10.21

猫のやきもちサイン4つ!嫉妬されると嫌われる?

猫は気まぐれで自由な性格と思われがちですが、実は飼い主さんへの独占欲が強く、やきもちを焼くことがあります。猫がやきもちを焼くと「ストレスが溜まる」「飼い主さんとの関係が悪化する」など、心理面に悪影響を及ぼすことも。多頭飼いや来客がある場合は、愛猫のやきもちサインに気づいて適切に対処してあげましょう。 そこで今回は、「猫のやきもちサイン」や、「嫉妬されると嫌われるのか」「やきもちへの対処法」についてご紹介します。 猫がやきもちを焼く理由 猫にとって飼い主さんは特別な存在ですが、他の猫や来客などに飼い主さんの注意が向くと不安になることがあります。特に多頭飼いの家庭や新しいペットを迎えた場合は、愛猫がやきもちを焼きやすい状況になります。猫のやきもちは、心理的なストレスや不安を引き起こしかねません。猫がやきもちを焼く主な理由とは、以下のようなものです。・飼い主さんの愛情が他に向けられていると感じる・縄張り意識が強く、自分のテリトリーが脅かされていると感じる・新しい環境や変化に敏感で不安を感じやすい・飼い主さんとの絆が強いほど独占欲も強くなる・他の猫やペットに対する競争心が芽生える・構ってもらえる時間が減ったと感じてストレスを抱える 飼い主さんは愛猫が安心して過ごせるよう、やきもちのサインを見逃さないようにしましょう。 次は、「猫のやきもちサイン」を見ていきましょう。 猫のやきもちサイン 愛猫がやきもちを焼いているときは、様々な行動でそのサインを示してくれます。以下のようなサインが見られたら、愛猫がやきもちを焼いている可能性があります。 わざと飼い主さんの視界に入る 猫がやきもちを焼くと、飼い主さんの注意を引こうとする行動をとります。他の猫やペットと過ごしているときに、わざと飼い主さんの視界に入ってきたり、二人の間に割り込んでくることがあります。これは「私を見て」「私にも構って」というアピールです。 このときの猫の行動は、以下のようなものがあります。・飼い主さんと他のペットの間に体を押し込んでくる・飼い主さんの膝の上に強引に乗ってくる・鳴き声を出して注意を引こうとする・飼い主さんの手や顔を前足でタッチしてくる以下は、このサインへの対応ポイントです。・無視せず、愛猫にも声をかけてあげる・平等に愛情を注いでいることを伝える・愛猫だけの特別な時間を作ってあげる 攻撃的な態度をとる 猫がやきもちを焼くサインとして、攻撃的な態度をとることもあります。飼い主さんが他の猫やペットと触れ合っているときに、シャーッと威嚇したり、噛みついたり引っかいたりすることがあります。これは嫉妬から来るストレスの表れで、「自分の飼い主さんを取られたくない」という強い感情の現れです。攻撃的な態度には、以下のようなものがあります。・他のペットに対して威嚇する・飼い主さんの手や足を噛む・他のペットを追いかけ回す・耳を後ろに倒し、尻尾を大きく振る以下は、このサインへの対応ポイントです。・攻撃的な行動をしたら、一度距離を置いてクールダウンさせる・他のペットと過ごす時間と愛猫だけと過ごす時間のバランスを取る・無理に仲良くさせようとせず、それぞれの猫のペースを尊重する そっけない態度をとる やきもちを焼いた猫は、飼い主さんに対してそっけない態度をとることがあります。普段は甘えてくるのに、他のペットと触れ合った後は呼んでも来なかったり、撫でようとすると逃げてしまうことも。これは「拗ねている」「不機嫌になっている」というサインです。 そっけない態度には、以下のようなパターンがあります。・名前を呼んでも無視する・飼い主さんから離れた場所で過ごす・撫でようとすると避ける・いつもの遊びに興味を示さない以下は、このサインへの対応ポイントです。・無理に構わず、猫から近づいてくるまで待つ・愛猫のお気に入りのオヤツやオモチャで機嫌を取る・優しく声をかけて、愛情を伝え続ける 粗相をする 猫のやきもちサインとして、トイレ以外の場所で粗相をすることもあります。特に飼い主さんのベッドや、他のペットが使っている場所で粗相をするのは、やきもちや不安のサインです。これは「ここは自分の場所だ」というマーキング行動であり、ストレスの表れでもあります。粗相によるサインには、以下のような特徴があります。・飼い主さんの寝具や衣類の上で排泄する・他のペットのベッド周辺で粗相する・新しいペットが来てから急に始まる・トイレは清潔なのに粗相をする以下は、このサインへの対応ポイントです。・まず病気の可能性を獣医師に相談する・愛猫だけのスペースを確保してあげる・不安を取り除くために、たっぷりとスキンシップの時間を作る 次は、「嫉妬されると嫌われるのか」について見ていきましょう。 嫉妬されると嫌われる? 愛猫にやきもちを焼かれると、嫌われてしまうのではないかと心配になりますよね。結論から言うと、適切に対処すれば猫に嫌われることはありません。 やきもちは愛情の裏返し 猫がやきもちを焼くのは、飼い主さんへの愛情が強い証拠です。無関心な相手には嫉妬しないので、やきもちを焼くこと自体が飼い主さんを大切に思っている証なのです。ただし、やきもちを放置してしまうと猫のストレスが溜まり、関係が悪化する可能性があります。やきもちへの適切な対処方法は、以下のようなものです。・愛猫だけの特別な時間を毎日作る・他のペットと過ごす時間と愛猫との時間のバランスを取る・愛猫の名前を呼んで、愛情を言葉で伝える・お気に入りの場所やオモチャを用意して安心させる 信頼関係を深めるチャンス やきもちは、飼い主さんと愛猫の信頼関係をさらに深めるチャンスでもあります。愛猫の気持ちに寄り添い、不安を取り除いてあげることで、より強い絆を築くことができます。やきもちを焼く猫への対応を通じて、以下のような良い効果が期待できます。・飼い主さんへの信頼感が増す・安心感を得て、ストレスが軽減される・他のペットとも徐々に仲良くなれる可能性が高まる・飼い主さんとの絆がさらに深まる 猫のやきもちサインに気づいて対処しよう 猫は飼い主さんへの愛情が強いからこそ、やきもちを焼くことがあります。愛猫がやきもちのサインを出しているときは、適切に対処して不安やストレスを解消してあげましょう。愛猫のやきもちサインに気づいて丁寧に対応すると、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!