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COLUMNコラム

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POSTED on 2025.05.30

犬の季節ごとの健康管理!注意すべきケアポイントについて

春夏秋冬、それぞれの季節には愛犬の健康に影響を与える特有の要因があります。 季節の変化は「体調不良を引き起こす」「免疫力が低下する」など、犬の健康状態に大きく影響することも。 季節に合わせた適切な健康管理で、愛犬が一年を通して元気に過ごせるようサポートしてあげましょう。

そこで今回は、「季節による犬への影響」や、「春夏秋冬それぞれの健康管理のポイント」「注意すべきケア方法」についてご紹介します。

季節の変化が犬に与える影響

犬にとって季節の変化は体調管理において重要な要素ですが、気温や湿度の変化は愛犬の健康に大きな影響を与えます。 だからといって室内で過ごすだけでは、季節特有の健康リスクを見落としてしまいます。 季節の変化による犬への影響は、心身にさまざまな問題をもたらしかねません。 季節の変化が犬に与える可能性のある影響とは、以下のようなものです。

  • 体温調節機能に負担がかかる
  • 免疫力が低下しやすくなる
  • 皮膚トラブルが起こりやすくなる
  • 食欲不振や消化不良を起こす
  • ストレスが溜まり、行動に変化が現れる
  • アレルギー症状や感染症のリスクが高くなる 飼い主さんは愛犬が健康的な生活を送れるよう、季節に応じた適切なケアを行いましょう。

次は、「春の健康管理」を見ていきましょう。

春の健康管理

愛犬には、春の季節特有の健康リスクから守ってあげたいですよね。 以下のような春の健康管理で、愛犬の体調をしっかりとサポートしましょう。

換毛期のケア

「換毛期のケア」は、春の健康管理で最も重要なポイントです。 犬は春になると冬毛から夏毛への生え変わりが始まるので、「換毛期のケア」は皮膚トラブルの予防にも効果的です。 「換毛期のケア」は、愛犬の被毛を丁寧にブラッシングして抜け毛を取り除くだけ。 このときに使用するブラシは、「換毛期のケア」に適した、犬種に合わせた適切なものを選んでください。 「換毛期のケア」は、以下のような手順で行いましょう。

  • 愛犬をリラックスさせてからブラッシングを開始する
  • 毛玉やもつれがないか確認しながら丁寧にブラッシングする
  • 抜け毛が多い部分は特に念入りにケアする
  • ブラッシング後は愛犬を褒めてあげる 以下は、「換毛期のケア」の注意ポイントです。
  • 皮膚を傷つけないよう優しくブラッシングする
  • 毎日継続して行うことで効果を高める
  • 愛犬が嫌がる場合は無理をせず、少しずつ慣れさせる

アレルギー対策

春の健康管理として、「アレルギー対策」も重要です。 春は花粉や新芽など、アレルゲンとなる物質が多く飛散する「アレルギー対策」が必要な季節ですよね。 春の「アレルギー対策」には、下記のような方法をお勧めします。

  • 散歩後の足拭きと被毛のブラッシング
  • 室内の掃除と空気清浄機の活用
  • アレルゲンの少ない時間帯での散歩 「アレルギー対策」は、以下のような手順で行いましょう。
  • 散歩から帰ったら足や被毛を濡れタオルで拭く
  • 室内に入る前に軽くブラッシングを行う
  • 空気清浄機を稼働させて室内環境を整える
  • アレルギー症状が出た場合は獣医師に相談する 以下は、「アレルギー対策」の注意ポイントです。
  • 愛犬の体調変化を日々観察する
  • 症状が重い場合は早めに動物病院を受診する
  • 予防接種のスケジュールを確認し、必要に応じて接種する
  • 散歩コースを変更してアレルゲンを避ける

体調管理

「体調管理」も、春の健康管理で大切なポイントです。 春は気温差が激しく体調を崩しやすい季節なので、「体調管理」は愛犬の健康維持に欠かせません。 「体調管理」には、以下のような配慮が必要です。

  • 温度調節=室内の温度を適切に保ち、寒暖差から愛犬を守る
  • 食事管理=春の体調に合わせて食事量や内容を調整する
  • 運動量調節=気候に応じて散歩時間や運動量を調整する 以下は、「体調管理」の注意ポイントです。
  • 愛犬の食欲や元気度を毎日チェックする
  • 急激な気温変化に対応できるよう服装で調整する
  • 水分補給を十分に行い、脱水症状を防ぐ 春の体調管理でも適切なタイミングでの健康チェックが重要ですが、異常を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。

次は、「夏の健康管理」を見ていきましょう。

夏の健康管理

暑い夏は熱中症のリスクが高く、愛犬の体調管理が特に重要になる季節です! 以下は、そんな夏の健康リスクから愛犬を守るための管理方法です。

熱中症対策

夏の健康管理で最も重要なのが熱中症対策ですが、高温多湿な日本の夏は犬にとって命に関わる危険な季節でもあります。 熱中症は短時間で重篤な状態になる可能性があるので、予防と早期発見が何より大切です。 また冷房設備が整った室内環境でも、適切な温度管理と水分補給を心がけることで、愛犬の夏バテや体調不良を防ぐことができますよ。

皮膚ケア

夏の健康管理として、紫外線や湿気による皮膚トラブルを防ぐ皮膚ケアも重要です。 最近では犬専用の日焼け止めや、皮膚の状態に合わせた「犬用スキンケア商品」も充実してきました。 皮膚ケアでは汗や汚れによる細菌繁殖を防ぐことで、皮膚炎や湿疹、外耳炎などのトラブルを予防する効果が期待できます。

秋冬の健康管理

気温が下がる秋冬の季節や乾燥が続いて体調を崩しやすくなると、愛犬の免疫力低下や関節トラブルが起こりやすくなります。 愛犬の健康維持が十分にできないときは、適切な秋冬の健康管理で犬の体調不良や病気を予防してあげましょう。 愛犬を季節の変化から守りながら健康的に過ごすと、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね🐶

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