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COLUMNコラム

RABBIT

POSTED on 2023.05.27

うさぎにワクチンは必要?飼育するうえで必要な予防とは

犬や猫は、お家にお迎えすることになれば予防接種は必須。
しかしうさぎの場合はどうでしょうか?

一般的ではないと言われているうさぎの予防接種ですが、実はうさぎにも予防注射はあります。

今回は、うさぎのワクチンについて、摂取する必要性はあるのか、飼育するうえで必要な予防についてもご紹介いたしますのでぜひ御覧ください。

うさぎに予防接種はあるの?

うさぎの予防接種はあまり知られてはいませんが、実はあります。

「ウサギ粘液腫のワクチン(Nobivac Myxo)」と「ウサギウイルス性出血症(Cylap,LapinjectVHD)」の2種があります。

ウサギ粘液腫は、体に腫瘤ができてしまう病気で、致死率が高い感染症。
ノミや蚊などの吸血昆虫から感染しますが、今のところ日本での発生はありません。

そして、ウサギウイルス性出血症は、腎臓・脾臓が壊死してときに血が止まらなくなる致死率の高い感染症。ノミやハエ、蚊などから感染します。
日本では1994年に発生していて、2020年も発生が続いています。

しかし、これらの予防接種は今のところ日本国内では発売されていません。

日本のうさぎに予防接種は必要ない!

今のところ、日本で暮らしているうさぎに予防接種は必要ありません。
そもそも、日本にワクチンが無いので、打ちたくても打つことができないのです。

しかし「ウサギウイルス性出血症」という感染症は、日本でも発生しているので要注意です。
他のうさぎと触れ合う場合や、うさんぽを頻繁にする人は気をつけましょう。

「うさぎは年2回の予防接種が必要」と聞いたことがあるという人もいますが、これは「オーストラリア」でうさぎを飼育する場合です。

うさぎに必要な予防って?

うさぎに予防接種は必要ありませんが「ノミ・ダニ」の予防は大切です。
ペット用の防虫スプレーなどを使って、ノミやダニが付着することを避けましょう。

またお外から帰ってきたら、うさぎの体をよく拭いてブラッシングをしながら虫などがついていないかチェックしてください。

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定期検診を受けて早期発見に務める

大切なうさぎを守るためには、定期的な健康診断が必要です。
健康診断を受けることによって、病気の予防や早期発見にも繋がります。

そしてうさぎに詳しい先生を探すのも、ポイント。
犬猫専門の動物病院も少なくはありません。

うさぎをお迎えする前に、近くの動物病院でうさぎの診察が可能かどうか調べておくことも、飼育する上でかなり大切なことになります。

うさぎの感染症について

うさぎには以下のような感染症があります。

  1. パスツレラ感染症
  2. ティザー病
  3. ダニ
  4. 皮膚糸状菌症

中には人間に感染する可能性のあるものもあります。
ワクチンも今のところはありませんので、要注意です。

それでは、それぞれの症状などを説明していきます。

パスツレラ感染症

うさぎのパスツレラ感染症の症状

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • ズーズーという呼吸音

パスツレラ感染症はパスツレラ菌の感染によって、起こる病気です。
菌を持っているうさぎからの飛沫感染や、直接膿に触れるなどで感染します。

人にも感染する病気で、免疫力が低下している人の場合は肺炎や敗血症などを起こす可能性もあるので要注意です。

予防方法は、感染しているうさぎと接触させないことです。
他のうさぎを触ったら、必ず手洗いをするなどして、菌を運ばないようにしましょう。

ティザー病

うさぎのティザー病の症状

  1. 水っぽい下痢
  2. 体重の減少
  3. 元気がない

ティザー病は初期症状が見られず、悪化した際に上記のような症状が出始めます。
致死性の高い怖い病気です。

ティザー病は人間にはうつりませんが、犬や猫マウスやハムスターなどにも感染します。
ストレスなどが引き金になり症状が引き起こされる病気ですので、飼育環境を整えたりコミュニケーションを取ったりして、ストレスを溜めさせないように心掛けましょう。

ダニ

うさぎがダニに感染した際の症状

  1. 皮膚の赤み
  2. フケ
  3. 薄毛・脱毛
  4. 激しいかゆみ

ダニは人間にもうつります。
感染したうさぎとは、接触を避けて下さい。

また、人間からうさぎにうつることもあるので、他のうさぎを触った後には手洗いを徹底して下さい。

皮膚糸状菌症

うさぎの皮膚糸状菌症の症状

  1. 脱毛
  2. 白いフケ
  3. かさぶた
  4. 皮膚の赤み
  5. かゆみ(出ない場合もある)

皮膚糸状菌症は皮膚に真菌が感染し、様々な皮膚の症状を出す病気です。
人間にもうつる病気で、感染力が非常に強いのが特徴で、環境中の抜け毛やフケなどからも感染する恐れがあります。

皮膚糸状菌症に感染している人や動物の摂取はなるべく避けて、マスクと手洗いを徹底するようにしましょう。

現時点ではうさぎにワクチンは必要ない

うさぎのワクチン接種は、今のところする必要は無いとされています。
そもそも、日本ではうさぎのワクチンの取り扱いがある病院がありません。

うさぎが感染してしまわないよう、他のうさぎを触った後は手洗いを徹底するなど予防に努めましょう。

また、ストレスなどで免疫力が下がっているときに、病気を発症したり感染しやすくなります。
ストレスを与えないよう、生活環境をしっかりと整えて、コミュニケーションを取ることも大切です!

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