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POSTED on 2021.12.27 / UPDATE on 2022.06.21

犬は寒さに強い?犬が寒い時にする5つの仕草!

「犬は喜び庭駆け回り」という歌詞から、犬は寒さに強いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際のところ、全ての犬が寒さに強いわけではないのです。そこで今回は「犬が寒がっている時にする仕草」をご紹介します。犬が寒い時にする仕草や行動を知っておけば、体調不良を防ぐことができます。飼い主さんはしっかりと犬が寒い時にする仕草を知っておきましょう!

犬は寒さに弱い?強い?

犬の寒さ耐性は、犬種や年齢によって異なります。
もちろん犬によって個体差がありますので、おうちのわんちゃんにあった寒さ対策をしてあげてくださいね。

●寒さに強いと言われる犬種

  • ダブルコートの毛を持つ犬種
  • 体が大きい犬種
  • 寒い地域が原産の犬種

コーギー、シベリアンハスキー、ゴールデンレトリーバー、柴犬、秋田犬、セントバーナード、サモエドなどは比較的寒さに強いと言われています。

とはいえ、寒さ対策なしで冬を過すのはおすすめできません。
それぞれのわんちゃんにあった寒さ対策を行って、快適な冬を過ごしてくださいね。

●寒さに弱いと言われる犬種

  • 短毛の犬種
  • シングルコートの犬種
  • 体の小さい犬種

トイプードル、チワワ、パグ、パピヨン、ポメラニアン、イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーなどは比較的寒さに弱いと言われています。
上記の犬を飼っている方は、寒さ対策を万全に行いましょう。

また犬種に関係なく、体が小さい子犬や筋力が衰えている老犬は体温調節が特に苦手です。
成犬よりも気温調節には気を遣ってあげましょう。

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犬の年齢を人間に換算すると何歳?年齢早見表や平均寿命について

犬が寒い時にする仕草1:体を丸めて寝る

犬は寒さを感じると、体を丸める仕草をします。
これは冷気に触れる面積を減らして、体の熱を逃さないようにする犬なりの寒さ対策です。

犬を飼っている方の間では、「ワンモナイト」や「ドーナツ型」と呼ばれるスタンダードな寝方です。
犬にとって安心する体勢であり、心地よい寝相なのかもしれませんね。

犬が寒い時にする仕草2:小刻みに震える

人も寒い時は体が震えることがありますよね?
犬も同じように、寒い時には震えることがあります。

しかし犬は寒いという理由以外にも、体を震わせることがあります。

  • 不安を感じているから
  • 緊張が高まっているから
  • 恐怖を感じているから

上記の理由で体が震えることあります。
体調不良によって震えることもありますので、犬が震えていたら原因を見つけ出して対応してあげましょう。

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犬が“本当に嫌がる”時の5つの仕草。あくびは眠いだけじゃない?

犬が寒い時にする仕草3:水を飲む量が減る

寒い時期になると、水を飲む量が減ることがあります。
「最近水を飲んでいない」と感じた時には、脱水症状を防ぐためにも水を飲ませる工夫をすると良いでしょう。

  • ぬるま湯に変えてみる
  • フードをお湯でふやかす
  • フルーツで水分補給させる
  • ウエットフードに変更する

あまりにも水を飲まない場合には、上記の方法で水分補給をさせてあげてくださいね。

犬が寒い時にする仕草4:くっついてくる

犬は寒いと感じると、飼い主さんにくっついてくることがあります。
体温が下がっている時は耳や手足が冷たくなりますので、ひんやりしていたら毛布などで保温を行い、体を温めてあげましょう。

寒いという理由以外にも、甘えたいから・寂しいからなどという理由で飼い主さんにくっつくことがあります。
時間をつくってコミュニケーションをとってあげてくださいね。

犬が寒い時にする仕草5:布団に潜り込む

部屋の温度が低くて寒いという理由で、犬が布団の中へと潜り込むことがあります。
あまりにも寒いと体調不良の原因になるので、エアコンやヒーターをつけて室温調整をしてあげてください。
秋から冬にかけては空気が乾燥するので、暖房器具と一緒に加湿器もつけて部屋の湿度を調整してあげるのもおすすめです。

犬はもともと穴蔵で生活をしていた動物です。
なので狭くて暗い場所が落ち着くという犬もいるでしょう。
好んで布団に潜り込むわんちゃんもいるので、その場合はそっとしておいてあげましょう。

快適に過ごすために犬にも寒さ対策を!

犬はなんとなく寒さに強いというイメージを持っている人も多いですが、シングルコートの犬や老犬、子犬などは寒さに弱いです。飼い主さんがしっかりと寒さ対策を行ってあげて、冬でも暖かく快適な環境で過ごせるように気を遣ってあげましょう。

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