猫の毛玉対策 毛玉を防ぐためのブラッシングと食事管理
長毛種の猫や換毛期の時期は抜け毛が増え、猫が毛づくろいで大量の毛を飲み込んでしまいがち。 毛玉が体内に溜まると「嘔吐を繰り返す」「食欲が低下する」など、猫の健康に深刻な影響を与えることも。 日頃からブラッシングや食事管理で毛玉の発生を抑え、猫が快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
そこで今回は、「毛玉が猫に与える悪影響」や、「効果的なブラッシングの方法」「毛玉対策に役立つ食事管理」についてご紹介します。
毛玉が猫に与える悪影響
猫は1日の多くの時間を毛づくろいに費やす動物ですが、その際に大量の被毛を飲み込んでしまうことがあります。 少量であれば便と一緒に排出されますが、毛が絡まって塊になると胃や腸に留まってしまいます。 毛玉が体内に蓄積すると、猫の健康にさまざまな悪影響をもたらしかねません。 毛玉が原因で起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。
・頻繁に嘔吐するようになる
・食欲が低下する
・便秘や下痢などの消化器トラブルを起こす
・腸閉塞を引き起こし、外科手術が必要になるケースもある
・元気がなくなり、活動量が減る
・お腹が張って不快感が続く
飼い主さんは愛猫が健康的な毎日を送れるよう、日頃から毛玉対策をしっかりと行いましょう。
次は、「毛玉対策に効果的なブラッシングの方法」を見ていきましょう。
毛玉対策に効果的なブラッシングの方法

愛猫の体内に毛玉が溜まらないよう、日頃のブラッシングで抜け毛をしっかりと取り除いてあげたいですよね。 以下のようなブラッシングの方法で、愛猫の毛玉トラブルを予防しましょう。
スリッカーブラシを使ったブラッシング
「スリッカーブラシ」は、猫の毛玉対策に欠かせないブラッシングアイテムです。 細かいピンが密集したブラシで抜け毛や絡まった毛をしっかりとかき出せるため、毛玉の予防に非常に効果的です。 「スリッカーブラシ」を使ったブラッシングは、愛猫の被毛の流れに沿ってやさしく行うだけ。 ブラシは猫の皮膚に強く押し当てず、表面の毛をふんわりとほぐすようなイメージで使いましょう。 「スリッカーブラシ」を使ったブラッシングの手順は、以下のとおりです。
・愛猫が落ち着いているタイミングを選び、膝の上や安心できる場所でブラッシングを始める
・背中や体側など、猫が触られやすい部位から順番にブラシをかける
・お腹や脇の下など、毛が絡まりやすい部位は特に丁寧にブラッシングする
・ブラッシングが終わったらたっぷりと褒め、おやつを与えてポジティブな印象を持たせる
「スリッカーブラシ」を使う際の注意ポイントは、以下のとおりです。
・同じ箇所を何度もブラッシングして皮膚を傷つけない
・猫が嫌がる場合は無理に続けず、少しずつ慣れさせる
・ブラシは使用後に毛を取り除いて清潔に保つ
コームを使った仕上げブラッシング
猫の毛玉対策として、「コームを使った仕上げブラッシング」もお勧めです。 スリッカーブラシで大まかな抜け毛を取り除いた後にコームを使うことで、細かい毛の絡まりや皮膚のチェックもできます。 仕上げのブラッシングには、以下のようなコームがお勧めです。
・目の粗いコームと細かいコームが一体になったダブルコーム
・皮膚に優しい丸みのある歯先のコーム
・静電気が起きにくい素材のコーム
「コームを使った仕上げブラッシング」は、以下のような手順で行いましょう。
・まず目の粗い側のコームで全体をとかし、大きな絡まりをほぐす
・次に目の細かい側のコームで仕上げ、細かい抜け毛や汚れを取り除く
・耳の後ろや首周りなど毛が密集しやすい部位は念入りにとかす
・最後に全体を手で撫でて、皮膚の状態や毛並みを確認する
「コームを使った仕上げブラッシング」の注意ポイントは、以下のとおりです。
・毛が絡まっている箇所は引っ張らず、根元から少しずつほぐす
・ブラッシング中に皮膚の赤みやできものを発見したら早めに獣医師へ相談する
・長毛種は毎日、短毛種は週2〜3回を目安にブラッシングを習慣にする
換毛期のブラッシング強化
「換毛期のブラッシング強化」も、猫の毛玉対策において非常に重要です。 猫は春と秋に換毛期を迎え、この時期は普段の何倍もの毛が抜けるため、毛玉のリスクが一気に高まります。 「換毛期のブラッシング強化」には、以下のような方法があります。
・ラバーブラシ=シリコン素材のやわらかいブラシでマッサージしながら抜け毛を絡め取る ・ファーミネーター=アンダーコートの抜け毛を集中的に取り除く専用ツールを活用する ・グルーミングクロス=短毛種には濡らしたクロスで全身を撫でて抜け毛を取り除く方法も有効 「換毛期のブラッシング強化」の注意ポイントは、以下のとおりです。
・換毛期はブラッシングの頻度を普段より増やして対応する
・抜け毛が多い時期は特に毛玉吐き出し用のグッズや食事サポートと組み合わせる
・猫がストレスを感じないよう、1回のブラッシング時間は短く区切って行う
いずれのブラッシングでもおやつを活用すると猫をリラックスさせやすくなりますが、与えすぎには注意しましょう。
次は、毛玉対策に役立つ「食事管理」について見ていきましょう。
食事管理

ブラッシングだけでなく、食事面からも愛猫の毛玉対策をしっかりとサポートしてあげたい! 以下は、そんな飼い主さんにお勧めの毛玉対策に役立つ食事管理です。
毛玉対策フードの活用
毛玉対策には専用のキャットフードを選ぶことも、とても有効な方法です。 市販されている「毛玉ケアフード」には食物繊維が豊富に含まれており、飲み込んだ毛を消化管内で包み込んで便とともにスムーズに排出させる働きがあります。 長毛種の猫や毛玉を吐き出す頻度が高い猫には、毛玉ケアフードへの切り替えを検討してみましょう。
食物繊維を意識した食事内容
猫の毛玉対策として、食物繊維を意識した食事内容の見直しもお勧めです。 食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、毛玉を体外へ排出するサポートをしてくれます。 キャットフードに含まれる食物繊維量を確認しながら、必要に応じてサプリメントやトッピングで補う方法も効果的です。
愛猫を毛玉トラブルから守る日々のケア

換毛期や長毛種のケアを怠ると、愛猫の体内に毛玉が溜まり、嘔吐や消化器トラブルなどの健康被害につながりやすくなります。 愛猫の毛玉トラブルを防ぐためには、日頃のブラッシングと食事管理を組み合わせたケアが最も効果的です。 愛猫をブラッシングしながらスキンシップを深めることで、飼い主さんとの絆もさらに強くなりそうですね!