「猫にまたたび」虜になる魔法?与える上での注意点と危険性
「猫にまたたびを与えると、ゴロゴロと転がったり、うっとりとした表情を見せたりする」という光景を目にしたことはありませんか? 猫がまたたびに強く反応するのは本能的なものですが、「与え方を間違えると健康被害につながる」「依存性が心配」といった声も聞かれます。 またたびを与える際は、正しい知識を持ち、愛猫の安全を守りながら楽しませてあげましょう。
そこで今回は、「猫がまたたびに虜になる理由」や、「またたびの正しい与え方」「与える上での注意点と危険性」についてご紹介します。
猫がまたたびに虜になる理由
猫にとってまたたびは、強い陶酔感をもたらす不思議な植物です。 しかし、なぜ猫はこれほどまでにまたたびに反応してしまうのでしょうか。 またたびに含まれる成分が、猫の神経系に働きかけることで独特の反応が引き起こされると考えられています。 猫がまたたびに反応すると見られる主な行動は、以下のようなものです。
・体をすり寄せたり、転げ回ったりする
・よだれを垂らす
・目が虚ろになり、うっとりとした表情になる
・激しく鳴く
・一時的に興奮状態になる
・その後、ぐったりと脱力する
ただし、またたびへの反応には個体差があり、まったく反応しない猫もいます。 また、生後6ヶ月未満の子猫や高齢猫は反応が薄いか、まったく示さないケースも多いようです。
次は、「またたびの正しい与え方」を見ていきましょう。
またたびの正しい与え方

愛猫にまたたびを楽しませてあげたいなら、正しい与え方を知っておくことが大切です。 以下のようなポイントを押さえて、安全にまたたびを与えてあげましょう。
またたびの種類と選び方
市販されているまたたびには、さまざまな種類があります。 愛猫に合ったものを選ぶことが、安全に楽しませるための第一歩です。 またたびの主な種類は以下の通りです。
・粉末タイプ:おもちゃや爪とぎにふりかけて使用するもの
・液体タイプ:スプレーとして噴霧するもの
・またたび入りのおもちゃ:最初からまたたびが封入されているもの
・またたびの実や枝:自然な形のまま与えるもの
初めて与える場合は、量の調整がしやすい粉末タイプや液体タイプから試してみるとよいでしょう。 以下は、またたびを選ぶ際の注意ポイントです。
・ペット専用として販売されている安全性の確認されたものを選ぶ
・添加物や余分な成分が含まれていないか成分表示を確認する
・信頼できるメーカーの製品を選ぶ
適切な与え方と頻度
またたびは愛猫を喜ばせるアイテムですが、与え方や頻度を誤ると逆効果になることも。 適切に与えることで、愛猫のストレス発散や気分転換に役立てましょう。
以下は、またたびの与え方の手順です。
・ごく少量から試し、愛猫の反応を観察する
・おもちゃや爪とぎにふりかけるか、愛猫の周囲に置いて自然に嗅がせる
・反応が見られたら、5〜10分程度楽しませてあげる
・反応が落ち着いたら、またたびをそっと片づける
以下は、与え方の注意ポイントです。
・与える頻度は週に1〜2回程度を目安にする
・一度に大量に与えない
・与えた後は必ず愛猫の様子を観察する
・妊娠中の猫や体調の優れない猫には与えない
またたびの危険性と注意点

またたびは猫を楽しませる一方で、使い方を誤ると思わぬ危険を招くこともあります。 以下のような危険性と注意点をしっかりと把握した上で、愛猫に与えるようにしましょう。
過剰摂取による健康被害
またたびを与えすぎると、愛猫の体に悪影響を及ぼすことがあります。 大量に摂取した場合、以下のような症状が現れることがあります。
・嘔吐や下痢などの消化器系トラブル
・呼吸が荒くなる
・過度の興奮状態が長く続く
・一時的に歩行がふらつく
少しでも異変を感じたら、すぐに獣医師に相談することをお勧めします。
依存性について
またたびへの反応は強烈に見えるため、「依存してしまうのでは」と心配する飼い主さんも多いようです。 現時点では、またたびに強い依存性があるとは科学的に証明されていませんが、与えすぎることで刺激に慣れてしまい、反応が薄くなってしまうケースはあります。 愛猫が本来の楽しさを感じ続けられるよう、与える頻度はあくまで適度に抑えることが大切です。
安全に愛猫とまたたびを楽しもう

またたびは、正しく使えば愛猫のストレス解消や気分転換に役立つアイテムです。 ただし、与えすぎや不適切な使い方は健康被害につながる危険性があることも忘れないでください。 適切な頻度と量を守りながら、愛猫がまたたびに喜ぶ姿を楽しんでみてください。 愛猫の反応を観察しながら安全に使うことで、飼い主さんと愛猫の楽しい時間がさらに豊かになりそうですね!