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COLUMNコラム

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POSTED on 2024.12.05

犬のための楽しい室内運動と屋内アクティビティ!注意点もご紹介

暑い夏や悪天候が続く季節は散歩やお出かけが減り、愛犬が運動不足になってしまいがち。

犬が運動不足になると「ストレスが溜まる」「病気のリスクが高くなる」など、心身に悪影響を及ぼすことも。

屋外活動ができない時期は、愛犬と楽しめる室内運動で運動不足やストレスを解消してあげましょう。

そこで今回は、「犬が運動不足になると起こる悪影響」や、「犬のための楽しい室内運動」「屋内アクティビティ」についてご紹介します。

犬が運動不足になると起こる悪影響

犬にとって運動は欠かせないものですが、暑い季節や悪天候の日は散歩や外遊びをさせるのが難しいですよね。

だからといって軽い散歩や車でのお出かけだけでは、愛犬は運動不足になってしまいます。

犬の運動不足は、心身にさまざまな悪影響をもたらしかねません。

犬が運動不足になると起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。

  • 肥満になる
  • 筋肉量が低下する
  • 関節トラブルを抱えやすくな
  • 脳の活性化ができず、老化が早まる
  • ストレスが溜まり、攻撃的になるほか、問題行動が増える
  • 心臓病や糖尿病、そのほかの病気を発症するリスクが高くなる

飼い主さんは愛犬が健康的な生活を送れるよう、室内でもしっかりと運動をさせましょう。

次は、「犬のための楽しい室内運動」を見ていきましょう。

犬のための楽しい室内運動

愛犬には、室内でも楽しみながら運動不足やストレスを解消させてあげたいですよね。

以下のような室内運動で、愛犬と楽しい時間を過ごしましょう。

引っ張り合い

「引っ張り合い」は、手軽にできて犬が楽しめる室内運動です。

犬は本能的に噛みついて引っ張ることが大好きなので、「引っ張り合い」は運動不足やストレスの解消にも最適です。

「引っ張り合い」は、愛犬に犬用のオモチャなどを咥えさせ、引っ張り合って遊ぶだけ。

このときに使用するオモチャは、「引っ張り合い」に適した、犬用の安全性の高いロープ状のものを選んでください。

「引っ張り合い」は、以下のような手順で行いましょう。

  1. 愛犬に引っ張り合いをするロープなどのオモチャを見せる
  2. 愛犬にオモチャを咥えさせて引っ張り合う
  3. オモチャの動きを止め、「ちょうだい」と声をかけてオヤツとオモチャを交換する
  4. 「ちょうだい」の指示でオモチャを上手に離せたら、思いっきり褒めてあげる

以下は、「引っ張り合い」の注意ポイントです。

  • オヤツをあげすぎない
  • 楽しく遊ぶために愛犬にも勝たせてあげるが、主導権は飼い主さんが握る
  • 愛犬が興奮し過ぎてしまったら、すぐに動きを止めてクールダウンさせる

もってこい遊び

犬が楽しめる室内運動として、「もってこい遊び」もお勧めです。

飼い主さんが投げたボールを犬が咥えて持ってくる「もってこい遊び」の光景は、公園などでよく見かけますよね。

室内での「もってこい遊び」には、下記のような犬用のオモチャをお勧めします。

  • 音の鳴るオモチャ
  • オヤツを中に詰めた知育玩具
  • 布製で軽く飛びやすいオモチャ

「もってこい遊び」は、以下のような手順で行いましょう。

  1. オモチャなどを愛犬に見せ、関心を引きつけてから投げる
  2. オモチャを愛犬に取りに行かせる
  3. 取ってきたオモチャとオヤツを交換する
  4. 上手くできたら大げさに褒める

以下は、「もってこい遊び」の注意ポイントです。

  • 愛犬のお気に入りのオモチャを投げて遊ぶ
  • 愛犬が「もってこい遊び」に集中できるように、テレビなどを消す
  • 遊ぶ時間は10~15分程度にして、犬が飽きてしまう前に終わらせる
  • ぶつかると危険な家具は置かない、またはクッションや安全ガードを設置しておく

アジリティごっこ

「アジリティごっこ」も、犬が楽しめる室内運動です。

アジリティとは犬の障害物競走のことですが、「アジリティごっこ」は室内での簡単な遊びなので気軽に始めてみましょう。

「アジリティごっこ」には、以下のような遊び方があります。

  • ハードル=棒状に丸めた毛布やタオルを廊下などに間隔をあけて置き、跳び越えさせる
  • トンネル=愛犬の体に合う高さの段ボール箱でトンネルを作り、くぐらせる
  • スラローム=間をあけて配置したカラーコーン(100円ショップで購入可)などを、愛犬が左右にかわしながら進めるように飼い主さんが誘導する

以下は、「アジリティごっこ」の注意ポイントです。

  • 愛犬が飽きてしまわないように、障害物に変化をつける
  • 衝突事故を防ぐため、危険な家具やモノは片づけ、できるだけ広い場所で遊ぶ
  • ジャンプなどの遊びで関節を痛めないように、マットなどで滑り止め対策を行う

いずれのアジリティごっこでもオヤツを活用すると犬の動きを誘導しやすくなりますが、あげ過ぎには注意しましょう。

次は、犬が楽しめる「屋内アクティビティ」の施設を見ていきましょう。

屋内アクティビティ

暑い夏や寒い冬、悪天候が続く季節も愛犬を思いっきり運動させてあげたい!

以下は、そんな飼い主さんと元気な愛犬にお勧めの屋内アクティビティです。

室内ドッグラン

屋外ドッグランは愛犬の運動に最適なスポットですが、暑い季節や大雨の日などは行くのが難しいですよね。

室内ドッグランなら多くの施設が冷暖房完備なので、暑さ寒さが厳しくても犬が思いっきり走り回ることができます。

また雨の日でも、室内ドッグランなら犬の足やお腹周りの被毛が汚れないので、帰宅後のシャンプーの手間が省けますよ。

室内プール

犬の屋内アクティビティとして、しっかりと運動ができる室内プールもお勧めです。

近ごろは冷暖房だけでなく、床暖房も完備の「犬専用の室内温水プール」も増えてきました。

プールでは水の浮力によって体重の負荷が軽減されるので、関節トラブルのある犬や肥満犬、シニア犬の運動不足やストレス解消に効果が期待できます。

楽しく遊びながらできる犬の室内運動

暑さ寒さの厳しい季節や悪天候が続いて運動不足になると、愛犬の心身にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。

愛犬のお散歩や屋外活動が十分にできないときは、楽しい室内運動で犬の運動不足やストレスを解消してあげましょう。

愛犬を室内で運動させながら楽しく密度の濃い時間を過ごすと、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!

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