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COLUMNコラム

POSTED on 2025.03.11 / UPDATE on 2025.03.12

猫の習性を利用したおすすめの室内遊びアイデア4選

「お家で愛猫と過ごす時間をもっと充実させたい」と思っている飼い主さんは多いのでは?猫は狩猟本能や探索好奇心が強い生き物です。室内で過ごす愛猫が退屈しないように、その本能をくすぐる遊びを提供することが重要。

そこで今回は、猫の自然な行動を刺激し、室内で楽しめる遊び方のアイデアを4つご紹介します。

室内遊びは猫の健康を促進するだけでなく、飼い主と愛猫との絆をより強固なものにするコミュニケーションのひとつでもあります。「室内でどうやって遊べばいいかわからない」という飼い主さんはぜひ当記事を参考にしてください。

室内遊びが愛猫にあたえるメリットとは

室内遊びが猫にあたえるメリットを4つご紹介します。

飼い主とのコミュニケーション

室内遊びは飼い主と猫がコミュニケーションを取る方法としてとても有効です。遊びを通して愛猫の成長を確認できるだけでなく、行動の違いから体調不良をいち早く発見することもできます。

適度なコミュニケーションは愛猫との信頼関係をより豊かにしてくれます。短時間でもよいので、一緒に遊ぶ時間を毎日設けるのがおすすめです。

ストレス解消

おもちゃなどを活用した室内遊びによって、猫のストレスを解消・軽減させることができます。

猫は環境の変化や退屈な時間が続くとストレスを感じる動物です。それが原因で、攻撃性が高まる、家具を引っかくなどの問題行動を引き起こすことがあります。

このことから、室内遊びによる運動を通じてストレスを発散させることは、問題行動の抑止という面からも大きなメリットだといえます。

体力づくり

完全室内飼育されている猫の場合、屋外で生活する猫と比べると、どうしても運動量が少なくなります。この状態が続くと、必要な運動量を確保することができず、運動不足や体力の低下を引き起こします。

また、室内遊びを通して運動不足や体力づくりをおこなうことで、肥満などの生活習慣病の予防も可能です。

ケガや病気がなく健康な状態であることを示す「健康寿命」を延ばすという観点からも、室内遊びは運動不足の解消や体力づくりをおこなううえで重要な役割を担っています。

本能が刺激される

野性下の猫は、動物としての本能を用いて狩りをおこないながら生活しています。例をあげると、動く獲物を持ち前の瞬発力を活かして捕らえる、木の上などの高いところへ移動する、などがあります。

室内遊びは、このような猫が持つ本能的な欲求を外敵のいない環境で満たすことができるため、完全室内飼育の猫にもおすすめです。

猫の習性を利用したおすすめの室内遊び4選

猫の習性を利用したおすすめの室内遊びを4つご紹介します。愛猫の様子をみながらできそうなものを試してみましょう!

レーザーポインター追いかけ

レーザーポインターの光を追いかけることで、猫の集中力を鍛えることができます。猫は素早く動くものを追いかける習性があるため、レーザーポインター以外にも、猫じゃらしなども有効です。

注意点として、レーザーポインターの光を猫の目に直接当てると、網膜に障害を引き起こす恐れがあります。レーザーポインターで遊ぶ際は、床や壁などに対してのみ照射しましょう。

また、追いかけるのに夢中になって家具や家電に激突することがないよう、できるだけ広いスペースを使って遊ぶようにしてください。

紙袋や段ボールを用いた隠れ家

猫の祖先は小さな巣穴や物陰に隠れた小動物を狩猟の対象としていました。現代の猫が暗く狭い場所が好きなのもその名残です。

この習性から、紙袋やダンボールを用いた遊びは、猫の探検心を大きく刺激してくれます。

ただし誤飲などを防ぐため、紙袋や段ボールを愛猫に渡すまえに、紐や取っ手は取り除いておきましょう。

音の出るおもちゃ

音が鳴るおもちゃは、猫の聴覚を刺激し、狩猟本能を引き出してくれます。音に反応して追いかけることで、注意力と反応速度が鍛えられます。

ただし、猫は大きな音に敏感な動物であるため、愛猫がおもちゃから出る音を怖がるようであれば、無理に遊ばせないようにしましょう。

知育おもちゃ

フードやおやつを使ったパズルおもちゃは、食事を楽しみながら脳を鍛えるのに適しています。食物を探す本能を刺激し、集中力の向上が期待できます。

ただし、室内遊びの際にあたえるフードやおやつなどの間食の量が多すぎると、体重の増加や肥満につながる恐れがあります。肥満はさまざまな病気を引き起こす原因となるため、フードやおやつを過剰にあたえ過ぎないように注意しましょう。

愛猫の性格や年齢にあった室内遊びを楽しみましょう

愛猫との室内遊びは、彼らの性格や年齢に応じて選ぶことが大切です。活発な若猫には動きのある遊びを、静かな高齢猫にはゆったりとした遊びを提供してみましょう。

また、自動で動くおもちゃやシンプルな箱や猫じゃらしを用いた室内遊びは、猫の健康維持につながるだけでなく、動物としての本能をほどよく刺激してくれます。

愛猫の個性に合わせた遊びで、楽しく健康的な毎日をサポートしてあげましょう🐱

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猫にあたえる健康食品をどのように選ぶかは、愛猫の健康状態を大きく左右します。とはいうものの、「どのように健康食品を選べばいいかわからない」という疑問を持っている飼い主さんも多いのではないでしょうか? そこで今回は、猫にあたえる健康食品の基本的な選び方と注意点について解説します。 猫とその他の動物では必要とされる栄養素などにも違いがあるため、当記事では、猫の栄養ニーズを満たすための健康食品の選び方と、その食品をあたえる前に注意すべきことを詳しくご紹介します。 愛猫の健康維持に健康食品を役立てたいという飼い主さんは、ぜひ当記事を参考にしてください。 猫の健康食品を選ぶ際のポイント 猫にあたえる健康食品を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。猫に必要な栄養素をしっかりと理解したうえで、これらのポイントを守りながら、適切に健康食品を選びましょう。 猫の栄養ニーズを理解する 猫が健康的に生活するうえで必要な栄養素は数多くありますが、そのなかでも、動物由来のタンパク質(高タンパク質)を中心に、脂肪、炭水化物、ビタミンとミネラルをバランス良く含む食品を選ぶことが大切です。 タウリン、アルギニン、ビタミンA、ビタミンD、アラキドン酸などは、猫にとって不可欠な栄養素であり、これらが不足すると健康上の深刻な問題を引き起こします。 健康上の問題として考えられる例として、必須アミノ酸であるタウリンが不足すると、心臓の機能低下が原因による拡張型心筋症、網膜の退化による視力の低下など、さまざまな体の不調を引き起こす可能性があります。 ただし、愛猫の健康状態が気になるからといって、健康食品に頼りっきりになるのはやめましょう。健康食品はあくまで栄養素の摂取を補助する役割に用いられるものです。普段の食事から必要な栄養素が補えるようなら、あえて健康食品をあたえる必要はありません。 場合によっては過剰摂取につながる恐れもあるため、健康食品を選ぶ際は、各栄養素の含有量に注意しましょう。 猫の年齢に応じた食品選び 猫の年齢に応じた健康食品選びは、猫の健康状態に大きく影響します。 例えば、市販で販売されている健康食品のなかには、生後6ヶ月未満の子猫にあたえないよう注意書きされている製品もあります。 適正月齢を満たしていない健康食品をあたえると体調不良を引き起こす恐れもあるため、愛猫の年齢を考慮したうえで、適切な製品を選ぶことが大切です。 特別な健康状態への対応 持病など特定の健康問題を持つ猫には、その状態に合わせた特別な食品が必要になります。 例えば、腎臓病の猫にはリン含有量が低い食品、尿路結石がある猫には尿のpHを管理する食品が推奨されます。 すでに獣医師による治療を受けている場合、健康食品に含まれる成分が治療の妨げになる恐れもあるため、あたえる前に獣医師へしっかりと確認しておきましょう。 猫に健康食品をあたえる際に注意すべきこと 猫に健康食品やサプリメントをあたえる前に注意すべき点を3つご紹介します。愛猫の健康を守るうえで大切なことなので、ぜひ確認しておきましょう。 品質と安全性 市場にはさまざまなメーカーから多くの製品が出回っていますが、すべての製品が安全であるとは限りません。そのため、信頼できるメーカーから購入する、製品のレビューや評価を確認するなど、事前の安全確認が必要です。 また、サプリメントに含まれる成分とその濃度を確認し、不要な添加物や有害な物質が含まれていないかをチェックすることも大切です。体に良い成分も、過剰摂取になると体調不良の原因になります。 成分についてよくわからないという場合は、かかりつけの獣医師に相談するなど、下調べをおこなったうえであたえるのがおすすめです。 補足として、健康食品やサプリメントには適切な保存方法や賞味期限が設定されています。期限が切れてしまったものについては、健康上の問題につながるため、あたえないよう注意してください。 過剰摂取の回避 健康食品やサプリメントは適量であれば健康を支援する便利なものですが、過剰に摂取すると健康問題を引き起こす可能性があります。特に、ビタミンAやD、鉄分などは過剰になりやすい栄養素です。 また、市販されているキャットフードなどの猫のフードは、総合的に栄養素を摂取できるよう考えたうえで作られています。そのため、健康食品やサプリメントを追加する際は、全体の栄養バランスが崩れないよう注意する必要があります。 新しい健康食品やサプリメントの導入 新しい健康食品やサプリメントは、猫の体が適応できるよう少量から始め、少しずつ推奨量へ近づけていくのがおすすめです。 健康食品やサプリメントが新しいものに切り替わると、急激な体調不良を引き起こす猫もいます。体調や行動の変化に注意し、異常が見られた場合は直ちに使用を中止したうえで、獣医師に相談してください。 愛猫の健康維持には適切な食品選びが必要不可欠 猫の健康と長寿を支えるためには、栄養学に基づいた健康食品の選択とあたえる際の注意点をしっかりと守る必要があります。 必要な栄養素や注意点をすべて理解するのは難しいかもしれませんが、ライフステージや健康状態に合わせた健康食品を選んで、愛猫が健康に生活できるようサポートしてあげましょう🐱

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