おんたの闘病日記│第4話
<2回目の発作>
― 2020年10月28日
かかりつけの動物病院へ昨日電話で症状を説明したが、念のため相談に行き、この日も発作が起きた場合に発作を止める座薬をもらった。
もし次に発作が起きたら、おんたが周囲の物にぶつかったりしないよう注意し、発作の状態を動画撮影して記録すること。
そして、発作が起きた時刻、発作の継続時間、発作の前後の様子をしっかりと記録につけるようにと指示をもらった。
― 恐れていた発作
おんたは普段から昼夜関係なく寝ていることが多く、今日もお気に入りのハウスの中で寝ていた。
しかし、17:35頃。
急に飛び起きてハウスから走り出てきた。
まっすぐ5mほど部屋の中を走った後、立ち止まった。
異様な行動だったため急いで駆け寄ると、目が充血して苦しそうに口を開けていた。
直後、口から泡を吹きながら倒れて痙攣発作を起こした。
鼻をブーブーと鳴らして苦しそうな呼吸をしながら、水かきをするように手足をジタバタとさせる動きだった。
今回は倒れる瞬間にそばにいたため、手で支えながらゆっくりと横たわらせることができ、頭を強打せずに済んだ。
前回の発作の時はそばにいなかったため、もし今回と同じように立った状態から倒れたのであれば床に頭を強く打ちつけてしまったのではないかと、そんな心配をしながらも、今回は慌てずに近くにそっと寄り添い「大丈夫だよ」と声をかけながら様子を見た。
― 発作直後は落ち着きがない
2分ほどすると、痙攣は落ち着き、意識も少しずつはっきりしてきた様子。
おんた自身の力で座りながら、徐々に呼吸を落ち着かせるようにしていた。
最初は後ろ足に力が入らないようで、普段通りに立って歩くことが難しいようだったが、10分ほどして普通に歩けるようになると、テンション高く自分の元へ寄ってきたりした。
少し興奮状態なのか軽く飛びついてきたりすることもあり、落ち着きがなかった。
― 群発発作への不安
初めての発作からわずか2日で2回目の発作が起きたため、予想していたよりも間隔が短いこともあり不安が募る。
普段はおんたとは別々の部屋で寝ているが、もし寝ている時間に何かあったら怖いと思い、今日は自分の寝室へおんたを連れていき一緒に休むことにした。
明日、動物病院へ連れて行こうと考えつつ、不安でなかなか寝付けなかった。
続く。
おんたのパパ&トロンボーン奏者
小池隼人
おんた
2007年7月31日生まれ
犬種:フレンチブルドッグ/年齢:13歳
【interview Vol.01】
似た者同士のふたり。トロンボーン奏者小池隼人と愛犬おんたの13年
<前編>
https://levees-u.com/specialcontents/3525/
<後編>
https://levees-u.com/specialcontents/3516/