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キックボクサー小西拓槙が守りたい存在、愛犬ロイグがくれるもの【interview Vol.07】

<前編>

多くの大会で王者に輝いたプロキックボクサーの小西拓槙さん。彼の強さの源の1つは意外な存在であった。それは2ヶ月ほど前に出会ったフレンチブルドッグのロイグくんだ。
出会って2ヶ月半、初めて犬を飼うという小西さんに愛犬との生活や初めて飼うからこそ感じる戸惑いや驚きについて聞いてみました。

「本当にたまたま、今思うと一目惚れの出会い」

― 自己紹介をお願いします。

キックボクシング選手とパーソナルトレーナーをしています小西拓槙です。
この子は、フレンチブルドッグのロイグ。今年の1月31日生まれで、今生後4ヶ月ちょっとの男の子です。

― ロイグくんとはどのように出会ったんですか?

実家ではずっと猫を飼っていたんですけど、僕はわんちゃんが飼いたいなってずっと思っていて。大阪から26歳の時に上京してフレンチブルドッグを探していたんですけど、なかなか見つからなくて…。でも、今年の3月末ごろたまたま行った先のペットショップでこの子がいて、もう即決でした。

― なぜわんちゃんを飼おうと思ったんですか?

もともと動物全般大好きなんですけど、犬って甘えてきてくれるじゃないですか?そういうところに惹かれていて、いつか犬を飼いたいなと思っていました。

犬の中でも鼻ペチャ犬のフレブルが好きなんですよ。顔も意外と筋肉質な体格も好き。それでブリーダーさんとかでも探していたんですけど、たまたま入ったペットショップでいたのこがこの子だったんです。本当にたまたま。今思うと一目惚れですね。毛色も黒い子を探していたので本当にぴったりでした。

初めてのスタジオに興味津々のロイグくん。

― 出会った後にすぐ飼おうとなったんですか?

そこのペットショップが3日間トライアルをさせてくれるっていうことで、まずはその期間だけ家にきてもらうことになりました。本当に急な出会いだったので準備も何もしていなかったんですけど、ショップから3日分の餌とお泊まりセットを借りて。

それで一緒にいたら、もうダメでしたね(笑)。可愛すぎて。トライアルを終了した時には「絶対に飼おう」と決めていました。

― 初めてわんちゃんを迎えたとのことですが、トライアル時に戸惑いはありませんでしたか?

実は結構戸惑いましたね。まだロイグは2ヶ月ちょっとくらいだったので、クンクン鳴いちゃうし、うんちを食べちゃったり。あとはトイレでおしっこはできたんですけど、その上で寝た時はちょっとびっくりしました。

飼うのが初めてなので、常に模索していて。育て方はネットで調べてたくさん情報を集めました。イタズラをした時には相手にしない、とか。粗相をしてしまった時もケージの中に入れて相手にしないとか。その時にクンクンと鳴かれると心が折れそうになるんですけど、心を鬼にしています。

“はじめて”を経験していくふたり

― ロイグくんの名前の由来は?

ラフロイグというウイスキーがあるんですけど、それが好きで。そこからとって「ロイグ」と名付けました。でも実はあともう1つ「ピート」という候補があったんです。ピートもウイスキー関連の名前なんですけど、この2つで迷いました。

わんちゃんを飼いたいという気持ちはあっても、名前までは決めていなくて。でもそんな中でこの子とは急に出会えたので、2つの候補を出した上で「どっちで呼ぼうかな?」みたいな。何回かピートって呼んでみたんですけど、ロイグの方がしっくりきたのでロイグにしました。

― ロイグくんは性格は?

性格はとにかくやんちゃですね。好奇心が旺盛で、人見知りも犬見知りもあんまりしないので、色々と自分からいくタイプの子です。食欲も旺盛だし、元気ですね。パワフルな性格だと思います。

でも、外に出ることにはビビってます(笑)。ワクチンをしたてなのでまだ2、3回しか散歩に行ってないんですけど、外に出そうとしたら玄関からずっと伏せをしたまま止まっちゃっています。室内だと走り回れるんですけど、外になるとまだ分からないのか怖いみたいで。でもこれからゆっくり慣れさせて、たくさん散歩に行きたいですね。

― 一緒に行きたい場所はありますか?

ジムに連れて行ってみたいです!僕がトレーナーをしているジムが犬OKの場所なので連れて行きたいかな。あとキックボクシングの練習をするところも犬OKなので、連れていきながら練習したいですね。生活の一部にわんちゃんがいるみたいな、この子には近くにいて欲しいなって思います。

あとは犬もOKなカフェとか。自由に走り回れるドッグランとか!ロイグに友達を作ってあげたりしたいので、これからが本当に楽しみです。

「この子を守らなあかん!」

― 家ではどんなことをして遊びますか?

音の鳴るおもちゃで遊ぶのが多いですかね。あと何でも口に入れちゃう癖があるので、気付いたらカバンのジッパーだったりとか、歯が痒いのか噛んで遊んでますね。

家の中では拾い食いというか、すぐ物を口に入れちゃうので、この子を飼う前と比べて部屋が綺麗になりました(笑)。「床に物を置かないようにしよう」とかロイグが家にきたことで変わったことがありました。

― 他にロイグくんと生活して変わったことはありますか?

ロイグが大体朝の5時半に起きるんですよ。もともと僕は7時ごろに起きていて朝は得意なんですけど、早起きするようになりましたね(笑)。5時半とかにクーンって鳴き出すので、30分くらいおもちゃを投げて遊んであげてっていうのが今のルーティーンになっています。

― ロイグくんのかわいいポイントはどこですか?

舌がちょっと出ているところとか、耳が大きいところとか可愛いなって思います。あと意外と足が長いところもチャームポイントですね。

あとは人の足が好きなので、甘える時に近づいてくるのも可愛いです。でもくっついてくるから、この間本当に踏んじゃいそうになっちゃって。足の間に入られてバランスを崩したんですけど、危ない!と思って咄嗟にロイグを踏まないようにと体を動かしたら部屋のドアにひざをぶつけて。僕はキックボクサーなので痛いのは大丈夫なんですけど、扉が壊れました(笑)。

扉に体をぶつけた衝撃で閉まらなくなってしまって。でも扉が壊れてでも、「ロイグを守らなあかん!」って思いました(笑)。

― ロイグくんと暮らして幸せだったことは?

たくさんあるんですけど、家に帰ってきた時にクンクンと鳴き出したのは嬉しかったですね。家でワンワン鳴くことはあまりないんですけど、僕が帰ったら甘えて鳴いたり、ケージをガサガサしたり。なんか、それがすごく嬉しくて。

ずっとわんちゃんを飼いたいと思っていたから念願が叶ったという気持ちもあるんですけど、なんというか「生き物がいる安心感」というか。この子のところに帰ってきたと感じるんです。

でもまだ一緒に暮らして2ヶ月半なので、これからたくさん物語をつくりたいなって。行きたい場所も本当にたくさんあるので。

前編インタビューを終えて

インタビュー当日、スタジオに到着するやいなや全速力で走り回るロイグくん。そのロイグくんに優しく声をかけながら見守る小西さん。ふたりの姿はまるでやんちゃ盛りの小さな男の子と新米パパ、そんなふたりの姿を微笑ましく見させていただき、非常に楽しい撮影となりました。
小西さん、ロイグくん。改めてインタビューに応じていただきありがとうございました。ふたりで作っていく新しい物語、またお聞かせくださいね。

▼後編はこちらから
キックボクサー小西拓槙が守りたい存在、愛犬ロイグがくれるもの【interview Vol.07】


Levees編集部より

小西拓槙/Takuma Konishi<br>
PROFILE

小西拓槙/Takuma Konishi

ロイグ/Roigu

1987年7月21日生まれ。大阪府岸和田市出身。19歳からキックボクシングをはじめ、2013年9月にはISKAオリエンタル・インターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者に。その後、格闘技の祭典であるRIZINなどの大会に出場。プロキックボクサーの他にもパーソナルトレーナーとしても活躍中。趣味は美味しいもの探し、好物は牛肉とウイスキー。

▼公式HP:
https://takumakonishi.com/

▼Instagram:
https://www.instagram.com/takuma_konishi/