POSTED on 2020.02.15 / UPDATE on 2020.07.14
犬猫、殺処分ゼロのために遺産を寄付!
犬猫、殺処分ゼロのために遺産を寄付!どうぶつ基金、三井住友銀行と遺産寄付の協定締結
犬や猫の殺処分ゼロを目指す公益財団法人どうぶつ基金と株式会社三井住友銀行は、どうぶつ基金への遺贈希望者に対する円滑な遺言信託業務を提供するため、標記の協定を締結しました。
三井住友銀行が犬や猫の不妊手術奨励事業を手掛ける動物愛護団体と同協定を締結するのは、どうぶつ基金が初めてとなります。
どうぶつ基金では、遺贈希望者が金融機関への相談等を希望した場合、協定締結金融機関として三井住友銀行の相談窓口を紹介します。
金融機関が提供する遺言信託のサービス※を活用することにより、より円滑な遺贈の実現が期待できます。
三井住友銀行では、遺贈先が決まっていないお客様のご要望に応じて、協定締結団体のひとつに「どうぶつ基金があること」をご案内いただきます。
ご自身の財産を動物愛護活動や犬や猫の殺処分ゼロ実現に役立てたいとの思いを受け止め、それを活用していくことはどうぶつ基金として大きな意義があると考えています。
今後とも使途の明確化を図るなど、寄付者様、遺贈希望者様のご期待に添うための取組を推進します。
※遺言信託のサービスを利用される際は、所定の手数料・報酬等がかかります。また、公証役場での公正証書の作成についても別途費用がかかります。
以下は、どうぶつ基金からの緊急のお願い
環境省が発表した行政による猫の殺処分数は34,865頭でした。(2018年度)前年が45,574頭ですから、殺処分数は1万頭以上減ったことになります。
ご寄付のお願い
www.doubutukikin.or.jp/kifu/
ここまで急速に猫の殺処分数が減った大きな要因は全国でノラ猫の無料不妊手術さくらねこTNRが進んだことです。
どうぶつ基金では殺処分ゼロを実現するために無料不妊手術チケットを発行しています。
本年度はチケット発行を開始した4月から、わずか7か月でチケット発行数が27,408頭分を超えたため、残念ですが一般枠と団体枠のチケットの発行を停止しました。(行政枠、多頭飼育救済枠は1月有効分チケットの発行を行っています。)
それでも毎日のように全国のボランティアさんから悲痛なヘルプの声が届きます。
「1週間に2回しか連絡船のない離島で100頭の猫が繁殖を続けています。
島に獣医さんはいません。助けてください!」
「多頭飼育崩壊です!どうか地獄のようなゴミ屋敷にいる120頭の猫を助けてください」
「近所のノラ猫の手術をしてあげたいがお金がありません どうぶつ基金の無料不妊手術だけが頼りです。どうかお願いします」
一つ一つの手紙を読んで、できる限りの対応をして、全てのご要望にお応えしたいのですが、本当に残念ながら、これ以上続けるお金がありません。
どうぶつ基金では、できる限り希望数通りのチケットを発行したいと思い、節約を重ねています。
理事の報酬はゼロ、出張手術などの飛行機やホテル代は個人負担で活動をしています。
そうやって出費を減らして1頭でも多くの手術を行いたいからです。
皆様からのご寄付を一円も無駄にしてはならないと、爪に火を灯すように節約を重ねた結果、どうぶつ基金では今年25000頭以上の無料手術ができるようになったのですが、それがわずか半年あまりで終わってしまいました。
今は未使用チケット数を計算して、緊急な対応が必要な多頭飼育救済などに回せる数を日々調整しています。
しかしそれも限界が近づいています。
1年間、継続して手術を続けるには皆様からの継続したご支援が必要です。
あと一人でも多くの方がさくらねこサポーターになっていただければ、それだけ多くの無料手術が実現できます。
TNRによって殺処分ゼロを実現するためには
「1、スグやる、2、全部やる、3、続ける」
この3つすべてを守らなければなりません。
殺処分ゼロ実現のために皆様の力をいただきたいのです。
飼い主のいない猫、すべてに不妊手術を施してこれ以上増えないようにする「さくらねこTNR」などの長期プログラムには「毎月」の継続したご支援が欠かせません。
また、多頭飼育崩壊への緊急対応など、いざというときにどうぶつ基金が迅速に活動できるのは、皆様より日ごろから継続的にいただくご支援があればこそ可能になります。
皆様のご寄付をよろしくお願いいたします。
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久