fbpx
HOME / COLUMN / 犬も水分補給が大切!1日に必要な飲水量と...

COLUMNコラム

DOG

POSTED on 2024.07.30 / UPDATE on 2024.07.26

犬も水分補給が大切!1日に必要な飲水量と適切な水の与え方

「愛犬が1日にどれくらい水を飲んでいるかわからない」、という人は多いのではないでしょうか。

犬にとって水は生命を支える重要なものなので、飲む量が多くても少なくても注意が必要です。

愛犬の健康を守るためには、1日に必要な飲水量や適切な水の与え方を理解しておきたいですね。

そこで今回は、犬の「1日に必要な飲水量」や「飲水量が少ない・多いときに考えられる理由」、「適切な水の与え方」について解説します。

犬の1日に必要な飲水量

人間の体の水分量は50~60%ですが、犬の体はおよそ70%が水分で構成されているといわれています。

愛犬には好きなだけ水を飲ませてあげたいものですが、犬には適切な飲水量があり飲む量が多すぎても少なすぎてもよくありません。

犬の1日に必要な飲水量は、体重1kgあたり40~90mlを目安として考えましょう。

ただし、この飲水量の目安は、愛犬に与えている主食がドライフードの場合です。

ドライフードに含まれる水分は約10%ですが、ウェットフードの水分は約80%なので、ウェットフードが主食の場合は飲水量が目安より少なくても問題ありません。

また犬に必要な飲水量は、季節や運動量やライフステージにより大きく変わりますので、上記の量はあくまでも目安としてください。

とくに暑い季節は、熱中症を防ぐためにもしっかりと水分補給ができるように、愛犬にこまめに水を飲ませてあげましょう。

犬の飲水量を量る方法

愛犬の体重から1日に必要な飲水量の目安がわかったら、実際に飲んでいる水の量を量ってみましょう。

犬の1日の飲水量は、以下のように量ります。

  1. 計量カップで量った水を、愛犬のウォーターボウルに入れて与えます。
  2. 水を入れ換えるときにボウルに残っている水を計量カップで量り、1で与えた量から引いて飲んだ量をチェックします。これを水の入れ換えごとに行います。
  3. 24時間経ったら2の量を合計して、愛犬の1日の飲水量を算出します。

犬の飲水量は温度や湿度やその日の運動量によっても変化しますので、上記の方法を数日行って平均値を出しましょう。

その結果、愛犬の飲水量が目安量より少ないことや多いこともありますが、2割程度の増減なら心配はありません。

次は、犬の「飲水量が少ない・多いときに考えられる理由」について見ていきましょう。

犬の飲水量が少ないときに考えられる理由

犬が飲む水の量が少ないときには、以下のような理由が考えられます。

気候によるもの

犬は、暑い季節には体温を下げるために「パンティング(舌を出して水分を蒸発させる行動)」を行うので多く水を飲みます。

しかし寒い季節には犬はパンティングもしないため、飲む水の量が少なくなることがあります。

食事から水分を摂取している

犬のウェットフードには約80%の水分が含まれているため、主食に与えている場合は飲水量も少なくなります。

また愛犬にドライフードを与えていても、水分の多い野菜などをトッピングにしたり液状のオヤツをあげたりすると、飲む水の量が減ることも留意しておきましょう

加齢によるもの

犬がシニア~ハイシニアと呼ばれる年齢になると、代謝が低くなったりのどの渇きを感じにくくなったりして、水を飲む量が少なくなるケースがあります。

シニア犬にはフードをウェットタイプにするなどして、水分補給をしてあげましょう。

体の不調

犬の飲水量が急に減った場合は、体に起こっている何らかの不調が理由のこともあるため注意しましょう。

この場合は、犬に以下のような健康トラブルが起こっている可能性があります。

  • 歯周病や口内炎などで口腔内に痛みがある
  • ヘルニアなどの関節トラブルで動きにくい
  • 内臓の病気や腫瘍など

上記の症状の犬は食事も食べないことも多いため、早めに動物病院を受診しましょう。

犬の飲水量が多いときに考えられる理由

犬が飲む水の量が急に多くなったときには、以下のような理由が考えられます。

フードに変化があった

犬の食事を、ウェットフードや野菜などをトッピングした手作り食などからドライフードに切り替えると、飲水量が多くなることがあります。

運動量が増えた

犬の運動量が増えると、飲む水の量も増えることがあります。

その理由は、運動によって増えた筋肉を維持するために、体が水分を多く必要とするから。

そのため日ごろからしっかり運動をしている筋肉質の犬や、ダイエットのために運動量を増やした犬には十分に水を飲ませてあげましょう。

病気のサイン

犬の飲水量が急に増えた場合は、重大な病気のサインである可能性も考えられます。

犬が1日に、体重1kgあたり100ml以上の水を飲む場合は「病的に多い」とされ、以下のような病気が疑われることがあります。

  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • クッシング症候群

犬の飲水量が急激に増えたときは、迷わず動物病院を受診して、血液や尿の検査などをしてもらいましょう。

犬の適切な水の与え方

犬の適切な水の与え方とは、以下のようなものです。

  • 新鮮で清潔な水を、いつでも好きなだけ飲めるようにしておく
  • 水を入れる容器は、飲み口が大きく飲みやすいウォーターボウルや自動給水機を選ぶ
  • 水の容器は、犬が食事をする場所や、いつもくつろいでいる場所など複数箇所に置く
  • 水の容器を置く場所は日当たりの良い場所は避け、できるだけ多く水換えを行う
  • 冷たい水が苦手な犬やシニア犬には、ぬるま湯を与える
  • 体に痛みがある犬やシニア犬には、水を飲みやすい姿勢がとれるように水飲み器の高さを工夫する

犬の命を支える水は適切に与えよう

犬にとって水は生命を支えるものなので適切な水分補給が大切ですが、飲水量が急に少なくなったり多くなったりした場合には病気の可能性も考えられます。

犬には1日に必要な飲水量の目安がありますので、ふだんから愛犬の飲んでいる水の量を把握しておきましょう。

愛犬の飲み水はできるだけ新鮮な状態に保ち、体に合った飲みやすい容器に入れていつでもすぐに飲める場所に置いてあげてくださいね。

LATEST POST

最新記事

NEW,DOG

2024.09.06

犬と楽しめるドッグフレンドリーカフェ!マナーや必要なグッズ

愛犬と飼い主さんが一緒に飲み物や食事を楽しめる「ドッグフレンドリーカフェ」。 ドッグフレンドリーカフェは、愛犬にお留守番させることなく一緒に楽しめ、飼い主さん同士の交流の輪が広がるなどのメリットもある人気スポットです。 ドッグフレンドリーカフェを利用する際は、マナーを守って愛犬と素敵な時間を過ごしましょう。 そこで今回は、「ドッグフレンドリーカフェのマナー」や「ドッグフレンドリーカフェに必要なグッズ」についてご紹介します。 ドッグフレンドリーカフェとは? ドッグランやショップの併設など、さまざまなタイプがあるドッグフレンドリーカフェ。 近ごろでは、本格的なコース料理や愛犬用の手作りメニューを提供してくれるお店も増えてきました。 ドッグフレンドリーカフェは、「ドッグカフェ」と呼ぶことが多いかもしれません。 しかしアメリカなどでは、「ドッグカフェ(dog cafe)」は、日本の「猫カフェ」のようにお店の犬と触れ合えるカフェなのだそう。 また、英語の「ドッグフレンドリーホテル」は、飼い主さんと犬が一緒に宿泊できるホテルを意味しますが、「ドッグホテル」は犬だけを預けるホテルのことです。 ドッグフレンドリーカフェの「ドッグフレンドリー」とは、「犬の同伴がOKで、犬と飼い主に優しい」という考え方のこと。 つまり「ドッグフレンドリーカフェ」とは、犬のために配慮された居心地の良い空間で、飼い主さんと愛犬が一緒に楽しむためのカフェ、といえるでしょう。 そんなドッグフレンドリーカフェで愛犬と素敵な時間を過ごすには、やはりマナーは大切。 次は「ドッグフレンドリーカフェのマナー」を見ていきましょう。 ドッグフレンドリーカフェのマナー 愛犬と一緒に美味しい食事や飲み物を楽しんだり、飼い主さん同士で交流したりできるのもドッグフレンドリーカフェの魅力。 ドッグフレンドリーカフェで愛犬と楽しい時間を過ごすためには、基本的なマナーを守ることが大切です。 ドッグフレンドリーカフェでは、以下のようなマナーを守りましょう。 排泄 「犬に優しいドッグフレンドリーカフェ」とはいっても、飲食をするお店で愛犬の排泄マナーを守るのは当然のこと。 愛犬の排泄を事前に済ませておくのはもちろん、心配なときはマナーベルトやオムツを活用しましょう。 また、ヒート(生理)中の女の子(雌犬)をカフェなどに連れて行くのはマナー違反です。 リードをつけておく ドッグフレンドリーカフェに入る際は、愛犬に必ずリードをつけておきましょう。 ふだん大人しい愛犬でも、知らない犬や人に驚いたり恐怖を感じたりすると、想定外の行動をとることも。 ドッグフレンドリーカフェには席にリードフックが設置されていることが多いので、愛犬の安全のためにもリードを固定しておきましょう。 基本的なしつけをしておく ドッグフレンドリーカフェで愛犬が激しく吠え続けたり暴れたりすると、楽しむどころかほかのお客さんの迷惑になってしまいます。 アイコンタクトや「おすわり・待て・伏せ」などの基本的なしつけは、しっかりとしておきましょう。 愛犬と初めてドッグフレンドリーカフェに行く場合は、長時間の滞在になる食事はせず、飲み物とオヤツ程度の短時間から徐々に慣れさせるのがお勧めです。 抜け毛対策 ドッグフレンドリーカフェを利用する際のマナーとして、愛犬の抜け毛対策も心がけたいものです。 とくに換毛期のある愛犬は、カフェ内に抜け毛が飛散するのを防ぐために服を着せておきましょう。 またドッグフレンドリーカフェに行く前に愛犬のブラッシングを行い、抜け毛を取り除いておくことをお勧めします。 飼い主さんの了解なしに、ほかの犬を触らない ドッグフレンドリーカフェの楽しみのひとつは、たくさんのワンちゃんと出会えること。 だからといって、飼い主さんの了解を得ずにほかの犬に触るのはマナー違反です。 他人に触られるのが苦手な犬もいるので、必ず飼い主さんに「撫でてもいいですか?」などと声をかけるようにしましょう。 また、ほかの犬の画像を勝手にSNSにアップするのもマナー違反なので、飼い主さんの許可を得てからにしましょう。 人間用の食器で犬に食事を与えない 当然ですが、ドッグフレンドリーカフェで人間用の食器で愛犬に食事を与えるのはマナー違反です。 たとえひと口でも、人間用の食器やカトラリーで愛犬に食べさせるのは、衛生的に問題がありますので絶対にやめましょう。 次は、「ドッグフレンドリーカフェに必要なグッズ」を見ていきましょう。 ドッグフレンドリーカフェに必要なグッズ ドッグフレンドリーカフェは、個人経営の小さなお店から、整った設備や豊富なメニューが用意されている大規模な店舗まで、タイプもさまざま。 そのため、お店によって利用できる犬種や必要な犬のグッズなど、ルールも大きく異なります。 まずは利用してみたいお店の公式サイトなどでルールをチェックして、どんなグッズが必要かを調べておきましょう。 一般的なドッグフレンドリーカフェに行くときに必要なグッズは、以下のようなものです。 マナーベルト、マナーパンツワクチンなどの証明書のコピーリード=愛犬を制御しやすい短いものブランケット=寒がりの愛犬の体温調節に粘着コロコロクリーナー=椅子などに付着した抜け毛を素早く取り除くマナーマット=愛犬が食べ物などで汚さないように、床に敷いて上に座らせる慣れた水飲み容器=カフェに水は用意されているが、慣れた容器のほうが飲みやすい排泄処理グッズ=万が一に備えてトイレシーツやタオル、消臭スプレー、マナー袋など 犬用のオヤツは持ち込み禁止のお店もありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。 ドッグフレンドリーカフェで愛犬と素敵な時間を ドッグフレンドリーカフェは「犬と飼い主に優しい」という考えのもと、犬も人も快適に過ごせるように配慮されているので、愛犬とくつろいで過ごすことができます。 ドッグフレンドリーカフェへ通ううちに犬や飼い主さん同士の交流の場が広がると、カフェタイムがさらに豊かな時間になるかもしれませんね。 ドッグフレンドリーカフェでは基本的なマナーを守り、周囲の人やほかのワンちゃんへの配慮を忘れず素敵なひとときを過ごしましょう。

NEW,CAT

2024.09.03

【猫のトイレトレーニング】適切なステップと成功のコツを徹底解説!

猫のトイレトレーニングは、飼い主と猫の生活をより快適にするための重要なステップです。しかし「適切なトレーニング方法がわからない」という飼い主さんも多いのではないでしょうか? そこで今回は、猫のトイレトレーニングを効果的におこなうための手順(ステップ)と、成功のコツを詳しく解説します。 トレーニングをはじめる前の準備から、具体的な問題点まで詳しく解説しますので、トイレトレーニングをこれから開始しようと考えている飼い主さんはぜひ参考にしてください。 猫のトイレトレーニングが必要な理由 猫はトイレの場所を理解するのが早い動物だといわれています。そのため、なかにはトイレトレーニングをしない飼い主さんもいます。しかし、猫との生活をより快適にするうえでトイレトレーニングは欠かすことのできないものです。 具体的になぜ猫のトイレトレーニングが必要とされているのか、その理由を5つご紹介します。 猫と快適に生活するため 適切なトレーニングをおこなうことで、猫は指定された場所で排泄することを理解します。これにより、トイレ以外の場所への粗相が減るだけでなく、粗相にともなう清掃の回数も減らすことができます。 自宅内を衛生的に保てる 猫が自宅内の好き勝手な場所で排泄すると、すぐに部屋中が汚れてしまい、衛生的によくありません。そのため、適切なトイレトレーニングをおこなうことで、猫は決められたトイレでのみ排泄するようになります。これにより、自宅が清潔に保たれ、排泄物から発生する不快な臭いも少なくなります。 猫のストレスや不安を減らす 猫は新しい環境や変化に敏感であり、トイレの場所や使い方がわからないと、ストレスや不安を感じることがあります。子猫期からトイレトレーニングを施すことで、猫が安心してトイレを利用できるようになり、日常生活のストレスも軽減されます。 問題行動の予防  適切なトイレトレーニングがおこなわれないと、猫は不適切な場所での排泄を繰り返し、それが問題行動へと発展することがあります。トイレトレーニングを通じて、猫に正しい行動を教えることは、将来的な問題行動への予防に効果的です。 飼い主との関係強化 トイレトレーニングは、飼い主と猫との信頼関係を築く絶好の機会です。 猫がトイレトレーニングを成功させる過程で飼い主とのコミュニケーションが増えるため、結果的に飼い主と愛猫とのあいだに、より強い絆が生まれる効果が期待できます。 ただし、厳しすぎるトレーニングは猫に恐怖心を植え付けます。一度染みついたトラウマを解決するのはとても難しいため、優しく根気強くトレーニングに付き合ってあげることが大切です。 猫のトイレトレーニングをおこなう際のステップとコツ 猫のトイレトレーニングをおこなう際のステップとコツ(アドバイス)をご紹介します。トレーニングをはじめる前にしっかりと手順を理解しておきましょう。 ステップ1 適切なトイレを選ぶ トイレの種類にはオープンタイプとカバー付きタイプがあるため、愛猫の性格にあったものを選ぶと良いでしょう。例えば、神経質な性格の猫であれば、カバーがついたトイレを好む傾向にあります。 また、トイレの大きさは猫が楽に入れて、なかで回転できる十分なサイズのものを選びます。猫の年齢や持病の有無などを考慮し、段差のないタイプのものを選ぶなど工夫してあげましょう。 【ここがコツ!】 トイレ選びの際は、猫が自然にトイレに入るよう、愛猫の性格や好みを理解しておくことが重要です。また、はじめてのトイレは、利便性より愛猫が使いやすいかどうかを優先して選びましょう。 ステップ2 トイレの場所を定める トイレは家の静かな場所に設置して、猫がいつでもアクセスしやすいようにします。キッチンや洗濯機の近くなど、騒がしい場所は避けましょう。また複数のトイレを用意することも検討してください。とくに、多頭飼育している場合や飼育スペースが広いときは、各階や猫がよく過ごすエリアに一つずつ設置するのがおすすめです。 【ここがコツ!】 猫がトイレに安心して入れるよう、アクセスしやすい場所に設置します。また、複数の猫がいる場合は、それぞれが自分専用のスペースを感じられるよう配置を考えてあげましょう。 ステップ3 猫にトイレを紹介する 新しい環境に慣れさせるため、猫をトイレに何度か連れて行き、トイレの中に入れてみてください。猫が砂を掘るなどの自然な行動を促すことが大切です。 【ここがコツ!】 猫をトイレに慣れさせる際は、無理に中へ押し込むのではなく、好奇心を引くようなアプローチを取り入れてください。例えば、トイレの中にお気に入りのおもちゃを置くなどして、興味を持たせると効果的です。 ステップ4 トイレの使い方を教える 猫が食後や眠りから覚めた後など、自然に排泄の必要が生じるタイミングでトイレに連れて行きます。 猫がトイレを使ったら、すぐに褒めてご褒美をあたえることで、正の行動を強化します。 【ここがコツ!】 愛猫がトイレを使うたびに褒めることで、「トイレで排泄する」という行動をポジティブなものとして理解してくれます。声のトーンや体の動きで、しっかりとトイレができた愛猫を褒めてあげましょう。 ステップ5 トイレを清潔に保つ 猫のトイレは定期的に掃除することが重要です。毎日使用した砂を取り除き、定期的に全ての砂を交換し、トイレ自体も洗浄します。 【ここがコツ!】 トイレの清潔さは猫がトイレを快適に使い続けるための鍵です。猫は嗅覚が敏感であるため、無香料の猫砂を使用するのがおすすめです。 ステップ6 監視と調整 猫がトイレを避けたり、不適切な場所で排泄をはじめた場合は、原因を調査して対処します。設置場所の変更、トイレの種類の変更、砂の種類の変更など、猫の好みに合わせて調整が必要です。 【ここがコツ!】 愛猫の行動に注意し、トイレの使用パターンに変化があれば、すぐに原因を探ることが大切です。場合によっては、使用環境の変更だけでなく、健康状態のチェックも必要になることがあるため注意しましょう。 トイレトレーニングは愛猫と快適に生活するうえで必要不可欠 猫のトイレトレーニングは、根気強く適切な方法でおこなえば成功させることができます。 適切なトイレの選定や正しい設置場所の選択、定期的な清掃などを徹底することがトレーニング成功の鍵です。 猫の個体差によってトレーニングに必要な期間は異なります。愛猫の性格や得意不得意を理解したうえで、一緒になってトイレトレーニングに励みましょう。

DOG

2024.08.29

犬の吠え癖対策!吠えるのをやめさせて静かな生活を送る方法

「愛犬の吠え癖が悩みの種…」という飼い主さんは多いかもしれません。 犬の吠え癖にはさまざまな理由がありますが、適切な対策をとることで改善できるケースが多いものです。 愛犬と穏やかで静かな生活を送るためには、愛犬の気持ちに寄り添い、吠える理由を理解して正しく対処しましょう。 そこで今回は、「犬が吠える理由と対策」や「犬の吠え癖を防止するポイント」について解説します。 犬が吠える理由と対策 犬はもともと「吠える動物」なので、吠えるのはごく自然なことです。 また犬は無駄に吠えるのではなく、何らかの理由があって吠えていることが多いものです。 しかし犬の吠え癖はご近所迷惑になるので、愛犬と穏やかで静かな生活を送るためには吠える理由を理解して適切な対策を行いましょう。 犬が吠える主な理由と、それぞれに適した対策についてご紹介していきます。 要求吠え 犬が吠える理由として、「散歩に行きたい」「お腹がすいた」「オヤツがほしい」などの要求を伝えるものがあります。 このときに愛犬に、「お散歩行こうか」や「すぐにゴハンにするからね」などと声をかけてしまうと、犬は吠えたら要求が通ると学習してしまいます。 そのため要求吠えをする愛犬には、「吠えても良いことは何もない」と理解させなければいけません。 要求吠えをする愛犬への対策としては、吠えている間は無視を徹底し、一切反応しないようにしましょう。 警戒吠え 犬は、物音やモノ、人やほかの犬や動物など、さまざまな対象への警戒心から吠えることがあります。 犬の警戒吠えは恐怖心などから起こる本能的なもので、吠えることで警戒の対象を追い返そうとしているのです。 警戒吠えをする犬への対策は、以下のように行いましょう。 ・犬のケージなどを外からの音が聞こえにくい場所にし、刺激を減らす ・子犬のころから、できるだけさまざまな音に慣らしていく ・オヤツを使うゲームなど、ほかのものへ注意をそらす ・犬が自由に動き回れるスペースを制限する ・吠えるのをやめるまで無視する 興奮吠え 犬は、嬉しくてテンションが上がりすぎたときに吠えることもあります。 飼い主さんが帰宅したときや、大好きなお散歩に行く準備をしているだけで興奮を抑えきれずに吠える犬は多いでしょう。 このときに飼い主さんが同じテンションで相手をすると、愛犬の興奮を促してしまい、さらに激しく吠えさせることになってしまいます。 興奮吠えをする犬への対策は、以下のように行ってください。 ・吠える犬に対して、叱ったり大きな声を出したりしない ・吠えている間は、視線を合わさず声もかけず無視を貫く ・犬の興奮がおさまったら、落ち着いた態度で対応する 不安吠え 犬は、飼い主さんが外出したりほかの部屋に行ったりするだけで、不安になり吠え続けることもあります。 飼い主さんが少し離れるだけで吠え続けるのは、「分離不安症」の可能性があるため注意しましょう。 不安吠えをする犬への対策は、以下のように行ってください。 ・オヤツを使う知育玩具を与え、愛犬がひとり遊びを楽しめるようにする ・最初は数十秒から数分と、少しずつ時間を延ばして愛犬から離れる訓練を繰り返す ・不安のあまり体調不良を起こす場合は、早めに動物病院を受診する ストレス吠え 犬が吠えるのは、ストレスが理由のことも少なくありません。 犬のストレスの原因はさまざまですが、吠えることで発散しているケースもあります。 ストレス吠えをする犬への対策は、以下のように行いましょう。 ・ストレスの原因を取り除く ・退屈せずに遊べる犬用のオモチャを与える ・運動や遊びなどコミュニケーションを多くとる 体調不良吠え 犬は、体調不良が理由で吠えることもあります。 体調不良のときの犬の吠え方はふだんと異なり、鳴いて訴えているように聞こえるかもしれません。 愛犬の吠え方に異変を感じたら体調不良を疑い、食欲や動きの様子をよく観察したうえで、早めに獣医師に相談することをお勧めします。 犬の吠え癖を防止するポイント 愛犬の吠え癖を防止するポイントは、以下の通りです。 事前に要求に対応しておく 犬の要求吠えは、本能的な運動欲求や食欲が満たされないときに出やすくなります。 愛犬の要求すべてに対応するのは難しいですが、散歩などの要求吠えの場合には吠え出す前に連れ出したり、室内遊びなどでも運動量を確保したりして防止しましょう。 子犬期の社会化トレーニング 犬は「社会化期」に社会に慣れさせるためのトレーニングをしておくと、成犬になったときに吠え癖がつきにくくなります。 犬の「社会化期」とは、生後3ヶ月半くらいまでの時期のことです。 この時期の子犬は社会へ順応しやすいため、さまざまな音やモノや他の犬に慣れさせるトレーニングをしておきましょう。 散歩や食事のタイミングを変える 犬は体内時計により1日の時間の感覚がわかる、といわれていますが、散歩や食事の時間は飼い主さんの行動から先読みしているとも考えられています。...

RABBIT

2024.08.27

うさぎの心理学│行動や鳴き声で感情を理解しよう!

うさぎの行動や鳴き声などから、飼い主さんが感情を理解できるということはご存知でしたでしょうか。 犬や猫のように大きな声で鳴いたりしてくることはあまりなく、表情を大きく変えることもないため、感情がなさそうと思われがちです。 しかし、うさぎに関わらずどのような動物でも、楽しい・悲しい・怒りなどの気持ちがあります。 この記事では、うさぎの行動や鳴き声から分かる心理学について紹介していきます。 ぜひ最後までご覧ください! うさぎが身体を丸めて動かない│リラックスしている うさぎが前足を身体の中に折りたたんで座っている状態は、周囲を気にしながらもリラックスしている状態になります。 うさぎは捕食される動物なので、飼育下で安全とはいえ常に周囲を警戒しています。 しかし身体を丸めて頭をあげた状態であれば、万が一のときにでもすぐに対応できるため、この状態で警戒しつつもリラックスができるのです。 ただし、調子が悪いときにもこのポーズをするため、うさぎの表情や体温、前後の動きなども合わせてチェックすると良いでしょう。 うさぎが突然倒れる│いい気分になっている うさぎが突然倒れたら飼い主さんはびっくりしますが、これはいい気持ちになっているときに見せる行動です。 とくに天気の良い日に窓際で遊んだり、お外でうさんぽしたりしているときによく見られます。 犬や猫は足を曲げてゆっくりと寝転べますが、うさぎの場合そうはいきません。 その結果、バタンと倒れたように寝転ぶのです。 起こさずしばらくはそのままでいさせてあげましょう。 うさぎが足を伸ばして寝転ぶ│安心している うさぎが足を伸ばして地面に張り付くようにして寝転んでいる場合、環境に安心している証拠です。 野生のうさぎは常に天敵から身を守るために、警戒心を解いて眠ることはほとんどありません。 しかし、天敵がいないお家の中は安全です。 安心してリラックスできることが分かっているからこそ、見せる行動なのです。 飼い主さんに絶対的な安心感を抱いているという証拠ですよ! うさぎが目を細めている│リラックスしている 普段大きな目をパッチリとあけているうさぎですが、目を細めているときは安心してリラックスしている証拠です。 しかし、具合が悪くて目を細めている場合もあります。 前後の様子を見ながら、ご飯やおやつも食べない状態であればすぐに動物病院へ相談しましょう。 うさぎがブッブッと鳴いている│怒っている うさぎが「ブッブッ」と鳴いているのは、怒っているサインです。 厳密には鳴いているのではなく、鼻から出る空気の音。 うさぎは声帯がないため、鳴き声をあげることはありません。 怒っている威嚇をしているイライラしている 上記のようなときに呼吸が荒くなり、鼻から出た空気が鳴き声のように聞こえます。 強くて短い音でブッブッと聞こえたときは、機嫌が悪い証拠です。 うさぎが嫌だと感じていることを排除してあげるよう努めましょう。 うさぎがブーブーと鳴いている│甘えている うさぎが「ブーブー」「プゥプゥ」と鳴いているときは、甘えたい気分になっている状態です。 怒っているときと同様、鳴いているのではなく鼻から出る空気の音。 遊んでほしいときや構ってほしいときに器官がゆるみ、このような音が聞こえてきます。 「ブッブッ」との違いがわかりにくいという方は、音の強さや長さで聞き分けると分かりやすいです。 強く短い音であれば怒っていて、弱く長めの音であれば甘えたい気分になっていると理解してあげましょう。 うさぎがおもちゃや飼い主さんにスリスリ│自分のものと主張する うさぎと過ごしていたら、飼い主さんやおもちゃにスリスリしている姿をよく見るかも知れません。これは、自分のものだと主張するときの行動です。 うさぎの顎の下には臭腺があり、そこから出る匂いを自分のものにつけることで、所有権を主張しています。 飼い主さんに対してやってくるときも同じ心理です。 うさぎが前足を合わせてパンパン│汚れをとっている うさぎが前足を合わせてパンパンと叩いているのは、足についた汚れを落としている行動です。 野生のうさぎは土や洞穴の中で過ごすため、綺麗好きなうさぎは、顔に触れる際には足についた土を落としてから触ります。 飼われているうさぎの場合、土で足が汚れていなくても本能で前足同士を合わせる習性があるのです。 うさぎが後ろ足をダンっと地面に叩きつける│危険を知らせている うさぎが後ろ足をダンっと地面に叩きつけることを、通称「足ダン」と言いますが、これは周囲に危険を知らせているときに見せる行動です。 自然界では危険なにおいや音が聞こえたときに足をダンっとすることで、穴の中にいるうさぎに「逃げて!」と知らせることができます。 飼いうさぎの場合は危険以外にも、飼い主さんと遊ぶ前に「ダンッ!」とすることも。 これは景気づけのような意味でおこなっていることが考えられます。 うさぎの普段の行動にはたくさんのサインが隠されている うさぎと過ごしていると、たまに飼い主さんをびっくりさせるような行動を見せることもあります。 しかし、それらはすべて意味があってしている行動。 飼い主さんがそれを理解することで、よりうさぎとの絆を深められるでしょう。 病気の早期発見にもなるので、毎日たくさん観察してあげることが大切です。